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腎臓における交感神経系とレニン-アンジオテンシン系の増幅的相互作用

Research Project

Project/Area Number 05670083
Research Category

Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field General pharmacology
Research InstitutionTohoku University

Principal Investigator

佐藤 進  東北大学, 薬学部, 教授 (80004604)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 吉田 真  東北大学, 薬学部, 文部技官(教務職員) (90201011)
比佐 博彰  東北大学, 薬学部, 助手 (60192712)
草場 美津江  東北大学, 薬学部, 助手 (50175311)
Project Period (FY) 1993
Project Status Completed (Fiscal Year 1993)
Budget Amount *help
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 1993: ¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Keywords腎 / レニン-アンジオテンシン系 / 交感神経系 / アンジオテンシンII / カテコールアミン / 尿生成
Research Abstract

血圧調節機構における体液性因子と神経性因子の相互作用を検討するため、それぞれの構成因子であるレニン-アンジオテンシン系とカテコールアミンについて、その血漿中濃度ならびに尿生成を指標にこれらに影響を及ぼす薬物による変化に着目して、下記の結果を得た。
1 腎交感神経刺激による腎臓内アンジオテンシン生成とノルエピネフリン遊離(論文投稿中)
腎交感神経刺激により生成促進されるアンジオテンシンI・II・IIIのカテコールアミン遊離への関与についてアンジオテンシン変換酵素阻害薬を用いて検討した。あらかじめ、動脈血漿中に存在するアンジオテンシンIIは、腎臓一回通過により大部分が分解されること、従って、腎静脈血漿中のアンジオテンシンIIは腎臓内で生成された量を反映していることを観察した。低頻度の腎交感神経刺激により、アンジオテンシンIIならびにIIIの遊離量は増加し、同時に測定したノルエピネフリン遊離量も増加することが観察された。また、アルジオテンシン変換酵素阻害薬投与により、これらの遊離量増加反応は抑制された。従って、腎臓内でアンジオテンシンIIが腎交感神経終末からのノルエピネフリン遊離を促進していることが示唆された。
2 対側腎潅流圧低下によるレニン分泌亢進時における内因性アンジオテンシンIIの腎機能調節に対する修飾作用(論文投稿中)
対側腎の潅流圧低下により誘発される抗利尿に対するアンジオテンシンIIの役割に着目し、受容体遮断薬の影響を検討した。対側の腎潅流圧を低下させると、レニン分泌の亢進、近位尿細管でのナトリウム再吸収の促進を誘起し、尿量および尿中ナトリウム排泄が減少した。アンジオテンシンII受容体遮断薬を投与することによりこれらの指標は増加し、さらには尿中ナトリウム排泄率の顕著な増加が観察された。これらの結果から、腎潅流圧低下により産生されるアンジオテンシンIIが腎血行動態を制御していること、尿細管部でのナトリウム再吸収促進に関わっていることが示唆された。現在さらに、交感神経系の相関について検討中である。

Report

(1 results)
  • 1993 Annual Research Report

URL: 

Published: 1993-04-01   Modified: 2016-04-21  

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