合成ペプチドを用いたHTLV-II型に特異な抗体作製とその中和活性の検討
Project/Area Number |
05670193
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Experimental pathology
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Research Institution | Okayama University |
Principal Investigator |
林 一彦 岡山大学, 医学部, 講師 (30180962)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
宮本 寛治 岡山大学, 医療技術短期大学部, 助教授 (80036459)
赤木 忠厚 岡山大学, 医学部, 教授 (20136386)
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Project Period (FY) |
1993
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1993)
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Budget Amount *help |
¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
Fiscal Year 1993: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
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Keywords | HTLV-〓 / モノクローナル抗体 / 合成ペプチド |
Research Abstract |
HTLV-I感染と区別してHTLV-〓特有の疾患の発見や病因の解明に有用なHTLV-〓特異抗体の作製とその中和活性を検討した結果,以下のようなdataを得た。 1.HTLV-〓に特異な抗体作製 1)HTLV-〓env gp46の171-196,gp46の185-208とgp46の80-103に相当するそれぞれの合成ペプチドにKLHを結合したものを抗原として型のごとく各2〜3羽のウサギを免疫してその血清を採取後,アフィニティー精製した特異抗体を得た。 2)HTLV-〓env gp46,171-196の合成ペプチドを用いて型のごとくモノクローナル抗体を作製した。 3)特異性の検討:アフィニティー精製抗体は,ELISA法,Western-blot法,酵素抗体法flow cytometryによって,gp46の17-196,gp46-185-203の特異性は確認できた。(gp46の80-103に対するものは現在検討中)。また,多数のモノクロの中からスクリーニングの結果HTLV-〓に特異なN5-4を得た。(Int.J.Cancer.1993年) 2.HTLV-〓特異抗体の感染中和活性の検討結果 1)in vivoによる中和活性の検討結果 HTLV-〓特異ポリクローナル抗体を作製したウサギ(即ち,ペプチド免疫したもの)に対し,HTLV-〓産生株Si-〓A又はMOTを静注した後,その末血球の感染をPCR法で検討した結果gp46の185-208と171-196に免疫ウサギではHTLV-〓を検出できなかった。(gp46の80-103は今後検討する)2)in vitroにおける中和活性の検討結果 水疱性口内炎ウイルスpsendotype assayで,gp46の171-196に対するポリクローナル抗体とモノクロのN5-4は中和抗体が存在せず,gp46の185-208に対するポリクローナル抗体は中和活性が少し(X30〜40)認められた.(gp46の80-103に対するポリクロは今後検討する)
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Report
(1 results)
Research Products
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