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CD23及びCD40欠損マウスを用いたリンパ球間相互作用の解析

Research Project

Project/Area Number 05670314
Research Category

Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Immunology
Research InstitutionResearch Institute, Osaka Medical Center for Maternal and Child Health

Principal Investigator

吉田 進昭  大阪府立母子保健総合医療センター, 研究所・免疫部門, 部長 (10250341)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 菊谷 仁  大阪大学細胞生体工学センター, 助教授 (80161412)
Project Period (FY) 1993
Project Status Completed (Fiscal Year 1993)
Budget Amount *help
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 1993: ¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Keywordsジーンターゲティング / 相同的組換え / CD23 / CD40 / T-B細胞相互作用 / クラススイッチ / 低親和性IgEレセプター / 胚中心
Research Abstract

ジーンターゲティングにより、B細胞表面抗原でありT-B細胞間相互作用において重要な機能を担うと考えられる2つの分子を欠損するマウスをそれぞれ作製、解析した。
1.CD23
この分子はB細胞活性化に伴い発現が増強する他、IgEに対する低親和性レセプターとしても知られ、IgEの免疫応答調節に何らかの機能を果たすと考えられてきた。CD23欠損マウスは正常に発育し、T,B細胞等の分化異常は認められなかった。IgEを含む免疫応答も、T細胞依存性及び非依存性抗原に対して対照マウスと差異を認めなかった。また、寄生虫Nippostrongyrs brasiliensis感染時にも高いIgE反応性を示し、CD23はin vivoにおいてIgE産生の免疫制御にそれほど重要な機能を果たしていないことが示唆された。一方、このマウスにおいてはIgEを介する抗原提示能の増強がみられないことから、CD23のin vivoでのIgEを介する抗原提示の重要性が明らかとなった。
2.CD40
この分子を欠損するマウスにおけるリンパ球成熟過程は概ね正常に保たれていたものの血中IgG1、IgG2a、IgG2bやIgAは著明に低下しており、免疫グロブリンクラススイッチの障害が示唆された。同様の現象はヒトにおける伴性劣性高IgM症候群患者においてみられ、この場合CD40に対するT細胞上のリガンドに変異があることが明らかになっている。
CD40欠損マウスにおけるT細胞依存性抗原に対する免疫応答は、IgM以外のクラスの抗体が産生されず、クラススイッチの障害が明らかとなった。この過程で二次リンパ慮胞における胚中心形成が障害されていることも明らかとなり、胚中心におけるB細胞の成熟、活性化、クラススイッチの重要性が示唆された。今後このCD40欠損マウスにおける抗体の親和性増強、免疫記憶細胞の問題にアプローチしていくことを計画中である。

Report

(1 results)
  • 1993 Annual Research Report

URL: 

Published: 1993-04-01   Modified: 2016-04-21  

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