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ヒト母乳中コプラナPCBsの乳幼仔免疫機能に及ぼす影響

Research Project

Project/Area Number 05670332
Research Category

Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Hygiene
Research InstitutionOsaka Prefectural Institute of Public Health

Principal Investigator

高木 康博  大阪府立公衆衛生研究所, 公衆衛生部・病理過, 主任研究員 (20192148)

Project Period (FY) 1993
Project Status Completed (Fiscal Year 1993)
Budget Amount *help
¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 1993: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
KeywordsコプラナPCBs / 抗体産性能 / 胎盤経由 / 母乳経由 / IgM / IgG
Research Abstract

コプラナPCBs(Co-PCBs)はポリ塩化ジベンゾダイオキシンに相当する毒性をもつといわれている。ヒト体内および母乳中にはすでにこのCo-PCBsが微量ながら存在することが明かにされている。ヒト胎児は発生の初期から胎盤経由、母乳経由でCo-PCBsに暴露され続けていると推察される。本研究ではヒト体内に蓄積したCo-PCBsが胎盤経由、母乳経由で次の世代へどのような影響を及ぼすかを実験的に解析した。
Co-PCBsを成熟雌マウスに投与した後、正常雄マウスと交配する。生まれた仔の免疫応答に関わるT細胞、B細胞の機能を次のようして調べた。(1)B細胞の機能については、胸腺非依存性抗原であるDNP-Dextranで刺激した後、脾臓中の抗DNP-IgM抗体産生細胞数を算定して種々の成長過程にある仔マウスのB細胞の抗体産生能を調べた。
(2)T細胞の機能については、Co-PCBsの暴露をうけた乳幼仔マウスを、胸腺依存生抗原であるBalphaAなどのcarrierで前免疫しcarrie特異的T細胞を誘導する。一方同系正常マウスをDNP-KLHなどのhapten-carrierで前免疫してhapten特異的B細胞を誘導する。これら別々に誘導したマウスの脾臓細胞をin vitroで混合培養し、二次抗原としてB細胞を誘導したhaptenとT細胞を誘導したcarrierとの結合物DNP-BalphaAを加えて培養した後、培養細胞中の抗DNP-IgG抗体産生細胞数を算定して、仔マウスのT細胞のhelp r活性を調べた。雌マウスにCo-PCBの1mugおよび2mugを週5回経口投与した後に正常雄と交配し、生まれた仔の抗体産生能を調べたところ、Co-PCBの1mugを1日1回5日間合計5回経口投与した群では仔のIgM抗体産生能の抑制は観察されなかったが、Co-PCBの2mugを1日1回5日間合計5回経口投与した群では仔のIgM抗体産生能が抑制されることが示された。これらの成績から仔のIgM抗体産生に関しては、Co-PCBの1mugあるいは2mugの1日1回5日間の連続経口投与が仔の免疫応答能に影響を及ぼすか否かのCritical pointではないかと考えられた。またT細胞のhelp r活性に及ぼす影響もほぼ同様の成績が得られた。現在さらに詳しく解析中である。

Report

(1 results)
  • 1993 Annual Research Report

URL: 

Published: 1993-04-01   Modified: 2016-04-21  

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