Project/Area Number |
05670418
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
内科学一般
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
森田 寛 東京大学, 医学部(病), 助教授 (60107620)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
柳川 崇 東京大学, 医学部(病), 医員
越野 健 東京大学, 医学部(病), 助手
木谷 誠一 東京大学, 医学部(病), 助手
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Project Period (FY) |
1993
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1993)
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Budget Amount *help |
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 1993: ¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
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Keywords | 肥満細胞 / ラット好塩素球白血病細胞(RBL-2H3細胞) / ヒスタミン / 癌細胞 |
Research Abstract |
ラット肥満細胞には、皮膚や腹腔に存在する結合織型の細胞(CTMC)と、腸管粘膜に存在する粘膜型(MMC)の2つのサブタイプが存在する。肥満細胞と癌細胞との相互作用を検討するためには、Secrefugougueに対する活性化の相違等、この2つのサブタイプの挙動の差を究明することが必要である。 そこで、MMCであるRBL-2H3 (rat basophilic leukenia)細胞とCTMCであるラット腹腔内肥満細胞を使用して、ADI抗原の存在を免疫沈降法とウェスタンブロッティングにて検討した。50-60KDaの〓糖鎖を含む幅広いバンドを認め、抗原に対するモノクローナル抗体は2つの細胞の活性化を有意に抑制した。また癌発生の増強因子であり、プロティン・フォスファターゼ抑制剤であるオカダ酸の影響を検討した。オカダ酸は、MMCであるRBL-2H3細胞に対して、そのヒスタミン遊離能を著明に抑制し、かつそのカルシウム流入やその細胞接着能を抑制し、18KDaと68KDaのタンパクリン酸化を増強した。これに対して、オカダ酸は、結合織型CTMC肥満細胞のヒスタミン遊離能を著しく増強した。これらは、肥満細胞におけるリン酸化、脱リン酸化のダイナミックスの存在を示すとともに、癌化に伴ない肥満細胞が異なる挙動を示すことを示している。これらは従来の報告(JNCi 1982,69,1305,JEH 1991,174,103)にみられる肥満細胞の役割の不確かさに、新たなアプローチを示唆するものと思われる。 現在、我々はイヌ小腸原発の粘膜型肥満細胞とイヌ皮膚原発の結合織型肥満細胞の継代培養細胞様を樹立して、その挙動の差を、検討中である。すでにフローサイトメトリーにて、ADI抗原の細胞膜上の存在を確認しておりそれらの及ぼす影響(eg 細胞活性化能、運動能、遊走能、転移能)を、調べている。
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