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¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 1993: ¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
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Research Abstract |
1.大腸粘膜上皮細胞のエンドセリン受容体の種類の同定:ラット遠位側大腸を切除し、実体顕微鏡下に筋層を剥離した大腸粘膜から凍結切片を作製しオートラジオグラフィーを行った。^<131>I標識エンドセリン(以下ETと略)1,2,3を作用させたオートラジオグラフィーにより大腸粘膜上皮細胞にET-1,2,3それぞれの結合部位が存在していることが明らかとなった。そこでET受容体の種類を明らかにするため、ET-A受容体に対する拮抗的阻害剤FR-139177、およびET-B受容体に対する拮抗的阻害剤IRL-1038存在下における^<131>I-ET-1,2,3,によるオートラジオグラフィーを行った結果大腸粘膜上皮細胞にはET-A,ET-B受容体が共に存在していた。 2.パッチクランプ・全細胞記録法による研究:ラット遠位側大腸を筒状に切除し、大腸内部にディスパーゼ溶液をみたし、用手法にて外側から圧迫を繰り返し、大腸粘膜上皮を粘膜下層より剥離脱落させることにより細胞を単離し位相差顕微鏡下にパッチクランプ・全細胞記録法による実験を行った。その結果大腸粘膜上皮細胞はET-1刺激により、K^+とCl^-電流の増加と言う反応を示した。各イオン電流の同定は溶液のイオン組成を変化させた時の平衡電位のシフトにより行った。これらの電流増加は細胞内Ca^<2+>濃度を低くたもっても、ETにより誘発されることから、この電流増加の機構はCa^<2+>濃度非依存性であることが明らかとなった。
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