Interferonに抵抗性の慢性C型肝炎の治療法の開発
Project/Area Number |
05670502
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Gastroenterology
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Research Institution | Kanazawa Medical University |
Principal Investigator |
高田 昭 金沢医科大学, 医学部, 教授 (30064497)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
澤田 信 金沢医科大学, 医学部, 助手 (50170824)
堤 幹宏 金沢医科大学, 医学部, 講師 (00155425)
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Project Period (FY) |
1993
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1993)
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Budget Amount *help |
¥2,400,000 (Direct Cost: ¥2,400,000)
Fiscal Year 1993: ¥2,400,000 (Direct Cost: ¥2,400,000)
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Keywords | C型肝炎慢性肝炎 / インターフェロン(IFN) / IFN治療抵抗例 / 抗ウィルス剤 / Azidothymidine(AZT) / Ofloxacin(OFLX) / 併用療法 / C型肝炎ウィルス |
Research Abstract |
1.抗ウィルス剤の選択と細小有効投与量の決定:RNAウィルスに効果のあるとされている各種の薬剤なかで、抗HIV剤とされているazidothymindine(AZT),およびofloxacin(OFLX)の2剤について検討した。AZTの500mg/dayの単独投与で、4例全例で血清GPTと血中C型肝炎ウィルス(HCV)のtiterの低下が認められた。2例の患者では、interferon(IFN)とAZTの併用投与で、血中のHCV-RNAは陰性化した。各種の量のOFLXを単独投与したところ、1日600ng以上の量を、4週以上投与例でのみ、血清GPTとHCV-RNAのtiterの低下が認められた。2例の患者に600mgのOFLXを併用投与したところ、HCV-RNAは陰性化した。以上のごとく、AZTとOFLXはC型肝炎には有効で、その細小有効量は1日500mg、および600mgと考えられた。 2.IFNとAZTの併用療法の効果:C型慢性肝炎患者30例に、IFNとAZTの併用療法を行った。300ないしは600万単位のIFNを3週連続、その後4週間歇投与し、7週目から500mg/dayのAZTの併用を8週間行った。8例ではAZTの副作用のため、投与を中止した。AZTの併用により、22例中13例でHCV-RNAは陰性化した。HCVの型別にみると、K1型での陰性率は11例中6例(54.5%)で、IFN単独投与例の16.7%より有意に高率であった。一方、K2型では有意の差はなかった。HCV-RNAのtiterの推移をみると、K1型の約1/3ではIFNによって一旦は低下するが、その後再上昇の傾向を示し、AZTによって再び明らかな低下を示した。K2型では約半数が同様の経過を示した。しかし、K1型の約1/3症例ではIFN、AZTのいずれにも全く反応しなかった。以上のごとく、AZTはIFN抵抗例に明らかに有効であった。これらの成績は、Hepatologyに目下投稿中である。 3.IFNとOFLXの併用療法:現在、国内の数施設と協力して、IFNとOFLXの併用療法の効果を検討中である。OFLXは副作用が少ないので、600mg/dayのOFLXを12週間投与中である。IFN単独では効果がないのに、OFLXの併用によってはじめて血清GPTの低下する例があり、OFLXの併用療法もAZTと同様の効果が得られると期待される。
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Report
(1 results)
Research Products
(4 results)