気管支平滑筋収縮弛緩反応における気道上皮細胞の調節機構に関する実験的研究
Project/Area Number |
05670522
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Respiratory organ internal medicine
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Research Institution | Shinshu University |
Principal Investigator |
吉村 一彦 信州大学, 医学部・附属心脈管病研究施設, 助教授 (70174985)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小林 俊夫 信州大学, 医学部・附属病院, 講師 (80020775)
本間 達二 信州大学, 医学部・附属心脈管病研究施設, 教授 (90020875)
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Project Period (FY) |
1993
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1993)
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Budget Amount *help |
¥2,400,000 (Direct Cost: ¥2,400,000)
Fiscal Year 1993: ¥2,400,000 (Direct Cost: ¥2,400,000)
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Keywords | 気管支平滑筋 / 神経ペプチド / 気管支上皮細胞 |
Research Abstract |
気道過敏性および気管支平滑筋の収縮および弛緩反応における、気道上皮細胞の神経ペプチドを介する機能的調節機構の病態生理学的検討を行い、Neutral endopeptidaseの関与およびそれに対する副腎皮質ホルモンの効果について検討した。 方法:ウシの気管支より分離した気道上皮細胞を10%血清を含むM199培養液中で培養増殖させ、さらに無血清培養液中でNeurokinin A(NKA)とともに一定期間培養した。経時的に上清を採取し、上清中に残存するNKAの活性やその刺激により産生された気道平滑筋収縮あるいは弛緩物質を、家兎の気管収縮反応によりバイオアッセイし、対照実験と比較し、気道上皮細胞のNKAに対する代謝能を評価した。また気道上皮細胞のNKAの代謝に対するNeutral endopeptidaseの関与をPhosphoramidone,Dexamethasoneを用い検討した。またIndomethacinおよびL-Arginine誘導体を用い、上皮による収縮、弛緩に対する修飾を評価した。 結果:気道上皮細胞は明かにNKAを不活化し、Phosphoramidoneはその作用を有意に抑制した。またIndomethacin、L-Arginine誘導体はNKAの気道収縮作用に影響を与えなかった。さらにDexamethasoneは培養気道上皮細胞によるNKA不活化を増強する傾向を認めた。 以上、培養気管支上皮細胞が神経ペプチドの気管支平滑筋収縮効果を抑制することを認め、その効果はNeutral endopeptidaseを介することを示唆する所見を得た。今後さらに、この現象に対する副腎皮質ホルモンの効果を詳細に検討する予定である。
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Report
(1 results)
Research Products
(2 results)