Project/Area Number |
05670591
|
Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Circulatory organs internal medicine
|
Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
渡辺 淳 東北大学, 医学部・附属病院, 助手 (90210905)
|
Project Period (FY) |
1993
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 1993)
|
Budget Amount *help |
¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
Fiscal Year 1993: ¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
|
Keywords | 筋原性収縮 / 血管平滑筋 / 筋小胞体 / 膜電位 / 細胞内カルシウム |
Research Abstract |
1.単離細動脈の膜電位測定 ラット骨格筋及び腸間膜細動脈(100-150μm)を単離しdissecting chamber内で外膜側の結合組織を丁寧に除去した後、実験漕内で両端にガラスカニューレを挿入固定し3M KCIを満たしたガラス電極(先端抵抗40-80MΩ)を血管外膜側から穿刺した。平滑筋細胞内への穿刺確認は急激な電位の低下及び測定後、電極を抜いた際の急激な0電位への復帰を目安とした。測定中に電極抵抗が20%以上変化したものは除いた。 骨格筋細動脈は2例成功しintact時の膜電位は-45及び-52mVであった。40mM KCI条件下ではそれぞれ-30及び-34mVへと脱分極した。腸間膜細動脈では3例成功している。膜電位は骨格筋細動脈と同様で-41mVから-56mVであった。未だ成功例が少なくこれら両者の膜電位に有意差があるかどうかさらに例数を増やして検討する必要がある。また血管内圧上昇時の膜電位変化については連続的記録が得られていない。これが得られしだい細胞内カルシウム濃度測定と同時に検討する予定である。 2.筋原性収縮に対する筋小胞体の役割 ラット骨格筋細動脈のMyogenic Response(MR)におけるSarcoplasmic Reticulum(SR)の果たす役割をRyanodine(R,10μM)を用いて検討した。RはMRの初期相の収縮速度を減少させ、MRを部分的に抑制した。SRはMRの発現に何らかの意味で関与しているものと考えられた(論文1)。
|