Project/Area Number |
05670711
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Pediatrics
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Research Institution | Kinki University |
Principal Investigator |
吉岡 加寿夫 近畿大学, 医学部, 講師 (60111035)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
八木 和郎 近畿大学, 医学部, 助手 (10239725)
鈴木 淳夫 近畿大学, 医学部, 講師 (20019673)
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Project Period (FY) |
1993
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1993)
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Budget Amount *help |
¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
Fiscal Year 1993: ¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
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Keywords | 間質性腎炎 / 合成ペプチド / cDNA |
Research Abstract |
(1)抗ペプチド抗体と尿細管基底膜(TBM)との反応性 ウシTBMから分離・精製した分子量54Kdの糖蛋白(gp54)のN末端に相当する17個のアミノ酸から成るペプチドを合成し、carrier蛋白と結合後,adjuvantとともモルモットstrainXIIIに皮下注射して抗ペプチド抗体を得た。摘出した腎臓には病理学的な変化はなく、腎炎惹起性は認められなかったが、得られた抗ペプチド抗体とウシTBMおよびヒトTBMとの反応をblottingで観察したところ、抗ペプチド抗体はヒト抗gp54抗体と同様の反応を示した。 (2)mRNAについての検討 ウサギ腎から抽出したmRNAを分画濃縮し、各mRNAからReticulocyte Lysateを用いて^<35>S-Methionineラベルの蛋白を合成し,モルモット抗gp54抗体とのimmunoprecipitionを施行した。その結果,fraction No.11-15のmRNAで合成された蛋白で54Kd,48Kdのバンドを認めた。 (3)dot blot hybridization gp54のN末端に相当するoligonucleotideプローブ(YY0325-1)を作成し、成人および胎児ヒト腎CDNAライブラリーより調製したDNAとの間でdot blot hybridizationを行った。成人および胎児ヒト腎cDNAに明らかなhybridizationシグナルを認めた。このプローブを用いてcDNAライブラリーをスリクーニングし、陽性プラークを現在検出している。今後、このcDNAをクローン化し、塩基配列を決定していく予定である。
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