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生体部分肝移植術のためのMRIによる肝静脈正常変異の研究

Research Project

Project/Area Number 05670772
Research Category

Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Radiation science
Research InstitutionKyoto University

Principal Investigator

伊藤 亨  京都大学, 医学部, 助手 (30223142)

Project Period (FY) 1993
Project Status Completed (Fiscal Year 1993)
Budget Amount *help
¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 1993: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Keywords生体部分肝移植術 / 肝静脈 / MRI
Research Abstract

1.これまでに94例の生体部分肝移植術が施行されており、それらすべての症例でドナー肝に対する術前のMRI検査および術中の超音波検査が施行された。内訳は男性40名、女性54名、平均年令32才である。
2.移植肝としては1例で右葉を使用した以外は左葉もしくは外側区を使用しており、すなわち左肝静脈と中肝静脈の解剖が大きな意味を持つ。外側区域を移植肝として使う場合は左肝静脈の本数や、左肝静脈へ流入してくる内側区域枝(V4)の有無、その大きさが問題となる。左葉を移植肝として使う場合は、左肝静脈と中肝静脈との共通幹の有無、中肝静脈へ流入する前上区域枝V8の有無とその大きさが問題となる。
3.(1)左肝静脈はその分枝形態に変異が多く、左肝静脈が2本ある症例が16%、3本ある症例が3%あり、また左肝静脈が1本の症例のうちで根部1cm以内で3本以上に分枝するのが20%、2本に分枝するのが13%存在した。鎌状間膜周囲の静脈の多くは左肝静脈へ流入するものの、内側区前上部からの静脈(V4)が下大静脈あるいは中肝静脈根部へ流入するのが35%において認められた。(2)中肝静脈と左肝静脈とが共通幹を有する例が71%に、それぞれが独立して下大静脈へ流入する例が29%に認められた。径3mm以上の前上区域枝(V8)が35%に認められ、そのほとんどが中肝静脈へ、一部は下大静脈へ流入した。
4.これらの変異を術前に知りおくことにより円滑な肝移植術に貢献でき、今後の移植術式の決定において大きな意味を持つ。

Report

(1 results)
  • 1993 Annual Research Report

URL: 

Published: 1993-04-01   Modified: 2016-04-21  

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