Project/Area Number |
05670842
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
内分泌・代謝学
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
池田 恭治 東京大学, 保健管理センター, 助手 (00222878)
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Project Period (FY) |
1993
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1993)
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Budget Amount *help |
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 1993: ¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
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Keywords | 悪性腫瘍 / 成人T細胞白血病(ATL) / 高カルシウム血症 / 副甲状腺ホルモン関連ペプチド / 遺伝子 / 転写制御 / HTLV-I |
Research Abstract |
レトロウイルスであるHTLV-I感染に引き続いて起こる成人T細胞白血病(ATL)はしばしば副甲状腺ホルモン関連ペプチド(PTHRP)を過剰産生し、高カルシウム血症を合併する。私は、ATL細胞におけるPTHRP遺伝子の活性化機構について研究し、HTLV-Iの産物であるTax蛋白によって活性化されるIL-2/IL-2受容体システムが、PTHRPの産生・分泌を高めること(Endocrinology 1993)、細胞内cAMPセカンドメッセンジャーがPTHRP遺伝子の転写を活性化することを明らかにした(J Biol Chem 1993)。さらにHTLV-I感染によるT細胞の活性化・腫瘍化に伴ってビタミンD受容体が恒常的に過剰発見されること、この受容体との結合を介して活性化ビタミンDである1,25(OH)_2D_3あるいはそのアナログである22-oxa-1,25(OH)_2D_3(OCT)がHTLV-I感染T細胞の増殖およびPTHRP遺伝子転写を抑制することにより、PTHRPの分泌を強力に抑制することを明らかにしてきた(J Biol Chem 1993)。 本年度は、ヒトPTHRP遺伝子の調節領域について分子生物学的検討を加え、下流プロモーター領域にcAMPに対する転写の促進に関わるDNAエレメントが存在すること、さらにその上流には転写を抑える負のDNAエレメント(silencer)が存在することを見いだした(manuscript in preparation)。以上の成績は、PTHRP遺伝子が正および負のDNAエレメントによって複雑な転写制御を受けていることを示唆する。
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