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細胞外マトリックスからみたnO乳癌の転移能の生物学的特性の解析

Research Project

Project/Area Number 05671015
Research Category

Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field General surgery
Research InstitutionFukushima Medical University

Principal Investigator

土屋 淳雄 (土屋 敦雄)  福島県立医科大学, 医学部, 助教授 (10117674)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 浦住 幸治郎  福島県立医科大学, 医学部, 助手 (90203603)
君島 伊造  福島県立医科大学, 医学部, 講師 (00161547)
阿部 力哉  福島県立医科大学, 医学部, 教授 (70004629)
Project Period (FY) 1993 – 1994
Project Status Completed (Fiscal Year 1994)
Budget Amount *help
¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
Fiscal Year 1994: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 1993: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Keywords乳癌 / リンパ節転移 / nO乳癌 / 線維芽細胞 / 乳癌細胞増殖能
Research Abstract

乳癌の組織異型の因子の一つである核の大きさを定量的に評価するため、画像解析装置を用いて乳癌細胞核面積を測定し予後との関係について検討した。組織標本で約100個の乳癌細胞の核面積について、平均核面積(MNA)、核面積標準偏差(NASD)を測定した。乳癌292症例のMNA、NASDと臨床病理学的諸因子との検討では、ER(Estrogen receptor)、PgR(Progesterone receptor),DNA Ploidyとの間に有意な関連を認め、ER陰性例、PgR陰性例、aneuploid例でMNA、NSADが大きかった。
対象症例中5年以内に遠隔転移または局所再発の認められた42例を再発群とし、5年以上再発が認められない54例を健存群として両群間におけるMNA、NSADの比較検討を行うと、再発群は健存群に比べてMNA、NSADともに有意に大きかった。これをStage別、n因子別に比較してみると、早期のものほど健存群に比して再発群におけるMNA、NSADの値が有意に大きく、逆に進行するほど両群間の差は認められなくなった。Stage I、II症例における健存群のMNA、NSADのmean+SD値をcut off値として、MNAが78.6μm2以上かつNASDが28.3μm2以上をHigh risk(HR)、それ以外をLow risk(LR)とする核形態学的リスクグレード(Nuclear Morphometric Risk Grade、以下NMRG)、を規定した。NMRGにより対象症例(n=292)はHR43例、LR249例に分けられた。この二群間で健存率、生存率を比較すると、HRはLRに比べて有意に低い値であった。さらにStage別、n因子別に分けて予後の検討を行うと、早期の症例ほどHRでの健存率、生存率が低く、LRとの差が大きかった、Coxの比例ハザードモデルで多変量解析を行うとT因子、n因子,NMRGはお互いに独立した同程度の重みを持った予後因子であった。対象をStage I、II症例に限定すると、n因子、NMRGのみが独立した予後因子であり、NMRGはn因子の約3倍の重みを持つ予後因子となりうることがわかった。

Report

(2 results)
  • 1994 Annual Research Report
  • 1993 Annual Research Report

URL: 

Published: 1993-04-01   Modified: 2017-10-10  

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