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肝流入血管遮断および遮断解除後の門脈血中アミノ酸のはたす役割について

Research Project

Project/Area Number 05671105
Research Category

Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Digestive surgery
Research InstitutionUniversity of Occupational and Environmental Health, Japan

Principal Investigator

江崎 卓弘  産業医科大学, 医学部, 助手 (70232949)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 吉田 泰憲  産業医科大学, 医学部, 助手 (30230767)
岡村 健  産業医科大学, 医学部, 助教授 (40152334)
原武 譲二  産業医科大学, 医学部, 助教授 (00156499)
Project Period (FY) 1993 – 1995
Project Status Completed (Fiscal Year 1993)
Budget Amount *help
¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 1993: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Keywords肝阻血 / アミノ酸 / 門脈
Research Abstract

SDラットを用い、肝門部における5分、10分、20分間接続肝流入血管遮断群を作製。各群において遮断解除直後、5分開放後、2時間開放後にそれぞれ門脈(PV)、下大静脈(IVC)から採血しアミノ酸分析、肝機能、サイトカイン検査をおこなった。
流入血管非遮断群においてIVC,PV間で差を認めたアミノ酸はSER,NH3であった。5分、10分、20分と遮断時間が長くなるにつれてIVC,RV間で含有量に差がみられるアミノ酸の種類は増加するが遮断解除5分後ではIVC,PV両者間に差がみられたアミノ酸の種類は幾分減少した。そこで、遮断解除2時間後の各群のアミノグラムを検討した。遮断解除2時間後のPV内各アミノ酸量については遮断時間5分、10分、20分の各群で著明な変化はみられず、IVC内のそれについては長時間遮断群にものにアミノ酸量が増加するものが多くみられるようにおもわれた。しかしながら、未だ例数が少ないためさらなる検討を要するものとおもわれる。また、上記各群においてIL-1,IL-2,IL-6などのサイトカイン測定をおこなったがいずれのラットにも検出できなかった。
形態学的研究に関しては、光学顕微鏡では、阻血解除直後に小腸および肝小葉中心に高度の鬱血がみられるが、明らかな壊死像は両臓器ともに認められない。遮断解除2時間後には両臓器の鬱血はかなり改善するものの、依然軽度の鬱血は持続している。これらの変化は遮断時間の長いラットでより高度であった。なお、遮断解除2時間後のラットにも明らかな肝細胞の壊死はみられない。電子顕微鏡では、遮断解除直後の肝で数洞の拡張鬱血のほか数洞内皮細胞の窓の開大が散見され、一部の肝細胞の胞体内に小腔胞もみられた。さらに、類洞内やDisse腔に肝細胞のフラグメントも散見された。小腸吸収上皮では微絨毛の減少や短縮が著明であり、粘膜固有層の毛細血管のfenestraeの増加が観察されたが、これらの変化は遮断解除2時間後のラットにも認められた。

Report

(1 results)
  • 1993 Annual Research Report

URL: 

Published: 1993-04-01   Modified: 2016-04-21  

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