Project/Area Number |
05671203
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Orthopaedic surgery
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Research Institution | Tokyo Medical and Dental University |
Principal Investigator |
山本 晴康 東京医科歯科大学, 医学部, 助教授 (10092446)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
宮崎 信次 東京医科歯科大学, 医用器材研究所, 助手 (10014284)
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Project Period (FY) |
1993
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1993)
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Budget Amount *help |
¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 1993: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
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Keywords | 外反母趾 / 足底圧 |
Research Abstract |
目的:外反母趾患者が歩行する際に生ずる足底部の圧力を計測し、外反母趾の程度と足底圧の関係を分析し、足底圧から外反母趾における前足部の横軸アーチの変化を検討することが本研究の目的である。対象:外反母趾角が25°以上を示す外反母趾32名50足を対象とした。体重は平均50kg(43-59)である。足部に変形と疼痛が存在しない成人女性40名を対象とした。体重は平均51kg(41-75)である。方法:圧センサーを前足部の足底で第1、第2、第3、第4、第5中足骨骨頭に取り付け、自由歩行時の足底圧を計測した。結果:正常の足底圧の最大圧がかかる部位で圧パターンを分類すると、第1中足骨骨頭に最大圧が生じるtype1と、第2、第3中足骨骨頭に最大圧が生じるtype2と、第1、第2、第3中足骨骨頭に最大圧が生じるtype3に分類された。その割合はtype1が8足(20%)、type2が27足(68%)、type3が5足(13%)であった。最大圧は平均2.1kg/cm^2(1.0-3.5)であった。外反母趾でも圧パターンは3型に分類され、その割合はtype1が6足(18%)、type2が41足(82%)、type3が3足(6%)であった。最大圧は平均4.1kg/cm^2(2.2-7.5)であった。外反母趾におけるtype1とtype3はtype2と比較して外反母趾角(type1;46,type2;32,type3;44)と第1・第2中足骨角(type1;19,type2;15,type3;18)が大きく、変形の程度が強かった。考案:外反母趾では第2、第3中足骨骨頭に圧力は増大し、前足部の横軸アーチは低下していることを示していた。しかし変形の程度が強くなると最大圧は第1中足骨骨頭に移動し、足底圧の分布から横軸アーチの変化をみること事は出来なかった。最大圧が第1中足骨骨頭にみられることは、変形が強い外反母趾では第1中足骨の内反が強く、外反母趾角が大きく、蹴りだし時に母趾が作動せず、第1中足骨骨頭で蹴り出しが行われるためと考えられた。
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