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歯髄血管の管壁構成細胞と神経終末との機能的接触に関する免疫走査電顕的研究

Research Project

Project/Area Number 05671505
Research Category

Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Morphological basic dentistry
Research InstitutionKyushu University

Principal Investigator

飯島 忠彦  九州大学, 歯学部, 教授 (50090874)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 永田 健吾  九州大学, 歯学部, 助手 (90189134)
Project Period (FY) 1993
Project Status Completed (Fiscal Year 1993)
Budget Amount *help
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 1993: ¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Keywords歯髄血管 / 末梢神経 / 知覚神経終末
Research Abstract

歯髄組織は血管の分布密度が高く、また知覚神経や自律神経が豊富に分布している。しかし、歯髄が硬組織に囲まれた小さな組織であるという物理的な障害が主な理由となって、これまでのところ歯髄の微小血管が歯髄の血流調節そのものにどの程度の機能を果しているかについては十分な研究成果が得られていない。
そこで、本研究は、ラット歯髄血管の管壁を構成する平滑筋細胞や内皮細胞などと神経終末とが機能的な接触をしているか否か、もし機能的なせっしょくするとすれば、それは如何なる種類の神経と如何なる種類の細胞との間に、如何なる形の接触をするのかなどを明らかにすることを目的として計画された。先ず微小血管の形態観察には結合組織除去法と走査電顕による三次元的観察法、そして神経の種類を同定するためには免疫組織化学法と透過電顕法との組み合わせによる解析を行った。その結果、歯髄血管の平滑筋細胞が神経による支配を受け、少なからず血流調節に関与するであろうことを示唆する以下のごとき所見が得られた。
1)カルシトニン遺伝子関連ペプチドおよび神経ペプチドYを含有する神経が歯髄血管の周囲に神経終末に相当する数珠状の膨大部を形成していた。前者は血管以外の部位にも多数認められたが、後者は血管に近接するものが主であった。2)結合組織を除去した歯髄血管を精査した結果、全ての大きさの細動脈において平滑筋細胞と神経膨大部との直接的な接触像が観察された。一部の動脈性毛細血管では周細胞と神経の接触像と思われる像も見られた。しかし観察したかぎり、細静脈と神経終末との接触像は認められなかった。3)免疫透過電顕法によれば、カルシトニン遺伝子関連ペプチドあるいは神経ペプチドYを含有する神経と平滑筋細胞と約30cmの距離に近接することが明らかとなった。

Report

(1 results)
  • 1993 Annual Research Report

URL: 

Published: 1993-04-01   Modified: 2016-04-21  

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