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象牙質のアパタイト結晶とコラーゲンの結合状態に関する研究

Research Project

Project/Area Number 05671519
Research Category

Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Morphological basic dentistry
Research InstitutionNihon University

Principal Investigator

寒河江 登志朗  日本大学, 松戸歯学部, 専任講師 (20112948)

Project Period (FY) 1993
Project Status Completed (Fiscal Year 1993)
Budget Amount *help
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 1993: ¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Keywordsコラーゲン / アパタイト / 象牙質 / 石灰化 / 結合 / 熱分折 / X線回折 / FT-IR
Research Abstract

本研究では、石灰化過程の解明あるいは人工材料の開発などに貢献するために象牙質中のコラーゲンとアパタイトの結合状態を明らかにする目的で、熱分析的方法、X線結晶学的方法、および赤外線吸収分光分析的方法を用いて研究することとした。
材料にはおもに矯正学的便宜抜去歯を用いた。脱灰と非脱灰試料の比較検討のために、一部の歯は次亜塩素酸ナトリウムによる脱灰処理を施した。
熱重量・示差走査熱量同時測定ホルダー(新規購入)を装着した熱分析装置を用いて、脱灰した象牙質ならびに非脱灰象牙質それぞれの有機質の燃焼を記録した結果、両者の発熱量には大きな差が認められなかった。しかし、有機質の燃焼のパターンは両者で全く異なっていた。すなわち、石灰化による影響が象牙質の有機質の発熱量には変化を及ぼさないが、化学的性質(熱的安定性)に強く現れていることが明らかとなった。このことはコラーゲンとアパタイト結晶が象牙質中で強く結合していることを示唆する。しかし、この結合が直接的であるか間接的であるかについては、この段階では結論できない。
脱灰による象牙質中のコラーゲンの状態の変化を、X線回折法および赤外線吸収分光分析法で追及しようとした。現在これらの分析法による研究は継続中であり、現段階では結論づけることは危険である。しかしながら、フーリエ変換赤外線吸収分光分析装置(FT-IR)に赤外線偏光フィルター(新規購入)を装着した実験では、象牙質中のコラーゲン線維とアパタイト結晶それぞれによる配向の影響とみられる結果を得ることが出来、脱灰による形態学的な影響を調べることが可能であることが示唆された。

Report

(1 results)
  • 1993 Annual Research Report
  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] 寒河江登志朗: "Type I コラーゲンの示差走査熱量・熱重量分折" 日大口腔科学. 19. 547-552 (1993)

    • Related Report
      1993 Annual Research Report

URL: 

Published: 1993-04-01   Modified: 2016-04-21  

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