口腔内環境下でのT細胞アポトーシスの分子機構とその意義
Project/Area Number |
05671553
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Functional basic dentistry
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Research Institution | Tokyo Dental College |
Principal Investigator |
木崎 治俊 東京歯科大学, 生化学講座, 教授 (60051653)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大西 芳秋 東京歯科大学, 歯学部, 助手 (60233219)
東 祐太郎 東京歯科大学, 歯学部, 助手 (80231918)
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Project Period (FY) |
1993
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1993)
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Budget Amount *help |
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 1993: ¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
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Keywords | マウス / 胸腺細胞 / T細胞 / 脾細胞 / アポトーシス / 情報伝達 / 唾液腺 / セリンプロテアーゼ |
Research Abstract |
T細胞が歯周組織を含む口腔内環境下で生体防御の機能を果たすためには、その分化の過程と末梢組織でのホメオスターシスの維持のためにT細胞自体の能動的な死、すなわちアポトーシスが重要な役割を担っている。申請者らは、T細胞の分化過程では胸腺ではT細胞アポトーシスは生理的なサイトカインを含む種々の細胞内情報伝達系のクロストークにより制御されていることを明らかにした。これを基に、成熟した末梢T細胞のアポトーシスが如何に制御されているかを、脾臓より調整したT細胞を試料とし、DNA切断を指標に検討した。その結果、(1)末梢T細胞は胸腺細胞にアポトーシスを引き起こすTPA,A23187では全くアポトーシスが誘発されない。(2)蛋白合成阻害剤シクロヘキシミドはそれ単独でDNA切断を引き起こす芽、その程度は24時間培養でも35%以下である。(3)cAMP,グルココルチコイドはその用量、時間依存性にDNA切断を誘発し、その切断はシクロヘキシミドで抑制される。このことは末梢T細胞には少なくとも蛋白合成に依存した過程と蛋白合成の阻害により誘発される過程の二つの機構でアポトーシスが制御されていることを示唆している(論文作成中)。(4)マウス舌顎下腺の抽出分画、および唾液祖分画にはT細胞のアポトーシスを修飾する因子は認められなかった。(5)精製された唾液中のセリンプロテアーゼはT細胞にネクローシスを誘発し、アポトーシスは認められなかった。末梢T細胞は胸腺細胞と異なったアポトーシス制御機構をもつことからその細胞内のでの分子機構とそれを修飾する口腔内因子との関連性の解析、特にマクロファージとの相互作用、マトリックスとの相互作用などを明らかにする必要があると考えられる結果を得、その研究を推進していく予定である。
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Report
(1 results)
Research Products
(6 results)