Project/Area Number |
05671612
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Conservative dentistry
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Research Institution | Asahi University |
Principal Investigator |
堀田 正人 朝日大学, 歯学部, 講師 (10157042)
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Project Period (FY) |
1993 – 1995
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1994)
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Budget Amount *help |
¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
Fiscal Year 1994: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1993: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | 充填用グラスアイオノマーセメント / 2次防湿 / 耐久性 / 仕上げ研磨 / コーティング / 表面性状 / ヌープ硬さ / トリチウム溶出量 |
Research Abstract |
充填用グラスアイオノマーセメント表面の確実で、影響の少ない2次防湿と長期的に耐久性を向上させる仕上げ研磨法としてのコーティング処理についての耐久性試験を行った。耐久性試験の内容はコーティング材処理と処理なし(ガラス圧接面、耐水ペーパー、スーパースナップ研磨面)のセメントを蒸留水と1mMの乳酸水溶液中でサーマルサイクル試験(5℃と55℃、各60秒間を5万回)である。耐久性の判定にはセメントとコーティング材との引張接着強度、色調変化、光沢度、ヌ-ブ硬さ、歯ブラシ摩耗深度(ペリオIIMによる3万回ブラッシング)、表面粗さ(Ra,Rmax,Rz,RMS,tp,Sm)の測定と表面SEM観察を行った。 その結果、蒸留水、乳酸水溶液のサーマルサイクル負荷後における引張接着強度はコーティング間には顕著な差はなかった。また色調変化ではコーティング処理の方が色差値は小さく、サーマルサイクルの影響もあまり認められなかた。光沢度においてはBellfeel Brightenerのみが乳酸水溶液中でのサーマルサイクル5万回でも40%の光沢度を維持していた。また、ヌープ硬さ、歯ブラシ摩耗深度、表面粗さもBellfeel Brightener処理が優れており、表面のSEM観察でもBellfeel Brightener以外の処理面は著しく劣化していた。このようにBellfeel Brightener処理は長期的にも有用であることが示唆された。
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