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顎関節鏡視下手術におけるNd YAGレーザーの応用に関する基礎的研究

Research Project

Project/Area Number 05671688
Research Category

Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Surgical dentistry
Research InstitutionTokyo Medical University

Principal Investigator

下川 千可志  東京医科大学, 医学部, 助手 (40226270)

Project Period (FY) 1993
Project Status Completed (Fiscal Year 1993)
Budget Amount *help
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 1993: ¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
KeywordsNd YAGレーザー / 家兎 / 顎関節
Research Abstract

高出力Nd YAGレーザーの顎関節部における影響を検討するため、家兎顎関節の円板後方靱帯においてレーザーによる切開、縫合後の治癒過程を観察した。
全麻下に家兎の上関節腔を開放し、円板後方肥厚部と後部結合組織の移行部に対し、接触型Nd‐YAGレーザー(先端0.4mm、出力10w)による単純切開を加えた後50ナイロンで一糸縫合した。対照として金属メスにより同様の操作を加え、処置後1〜6週にH Eおよびトルイジン・ブルー染色による観察を行った。
未処置の円板は、緻密な線維組織で構成され、線維束間に軟骨細胞の散在がみられる。下顎部の軟骨層は3層に別れ、表層および深層でトルイジン・ブルーに強いmatachromasiaを認めた。
レーザーでは、術後2週まで処置部には熱変性と一部で実質欠損を伴うものもみられ、円板の線維束は錯走傾向が強く軟骨細胞も消失していた。術後4週でも炎症性細胞浸潤がみられたが、円板の組織構築は正常像に近づき軟骨細胞も観察された。術後6週では円板線維の走行、軟骨細胞の形態はほぼ正常をなしていた。下顎頭軟骨では、術後2〜4週で熱障害によると思われるトルイジン・ブルー染色でmetachromasiaが消失し、術後6週では下顎頭軟骨層深層にのみmetachromasiaを認めたが、表層は不十分であった。
メスによる2週後には、軽度の炎症性細胞を認め、線維芽細胞様の間様系細胞が観察され、術後4週では、処置部はほぼ治癒し、円板には緻密な線維束と軟骨細胞を認めた。下顎頭軟骨層では、いずれも表層および深層のmetachromasiaに変化を認めず、その形態も未処置の関節頭と同一であった。
尚、本研究の概要は第5回日本レーザー歯学会(平成5年11月27日、東京)で発表した。

Report

(1 results)
  • 1993 Annual Research Report

URL: 

Published: 1993-04-01   Modified: 2016-04-21  

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