興奮性アミノ酸レセプターを介する細胞内シグナルトランスダクション
Project/Area Number |
05671855
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Biological pharmacy
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Research Institution | Setsunan University |
Principal Investigator |
米田 幸雄 摂南大学, 薬学部, 助教授 (50094454)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
荻田 喜代一 摂南大学, 薬学部, 助手 (90169219)
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Project Period (FY) |
1993
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1993)
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Budget Amount *help |
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 1993: ¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
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Keywords | 興奮性アミノ酸レセプター / NMDAレセプター複合体 / ドメイン多様性 / 転写制御因子 / ロイシンジッパー / AP-1 / DNA結合能 / ゲルシフトッセイ |
Research Abstract |
ラット脳シナプス膜標品を用いて、アゴニストグリシン(Gly)とアンタゴニスト5,7-di-chlorokynurenic acid(DCKA)の結合を測定したところ、ポリアミン類は[^3H]Gly結合を増強するのに対して、[^3H]DCKA結合を阻害することが判明した。さらに、膜標品をSH基修飾薬やホスホリパーゼなどで前処理すると、[^3H]Gly結合には著変は見られないのに対して、[^3H]DCKA結合が著明に阻害されることが明らかとなった。これらの実験的事実は、Glyドメインがアゴニスト選択型とアンタゴニスト選択型の少なくとも2種類のコンフォーメンションを持つ可能性を示唆するものである。一方、マウス脳核抽出液中には、activator pro-tein-1(AP1)をはじめAP2、AP3、cyclic AMP response element binding protein(CREB)、nuclear factor kappaB、octamer binding protein、promotor specific transcription factor、およびglucocorticoid response element binding protein等の転写制御印紙が検出されたが、nuclear factor 1は検出されなかった。マウス脳室内にN-menthy1-D-aspar-tic acid(NMDA)を投与すると、投与後2時間の時点でAP1およびCREBのDNA結合能が著明に上昇した。この上昇に対して、DCKAをはじめ5-methy1-10,11-dihydro-5H-dibenzo[a,d]-cyclohepten-5,10-imineやD,L-(E)-2-amino-4-propyl-5-phosphono-3-pentenoic acid、およびifenprodilなどの各ドメインアンタゴニストはいずれも阻止作用を示した。したがって、NMDA投与に伴うAP1およびCREB結合の上昇が、NMDAレセプター複合体を介する現象であることは明白である。以上の結果より、NMDAレセプター複合体に多様性が観察されること、およびNMDAシグナルが細胞膜から細胞核へ細胞内伝達されることが示唆される。
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Report
(1 results)
Research Products
(3 results)