Project/Area Number |
05671887
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Human genetics
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Research Institution | Tokyo Medical University |
Principal Investigator |
大屋敷 一馬 東京医科大学, 医学部, 講師 (20201387)
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Project Period (FY) |
1993
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1993)
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Budget Amount *help |
¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 1993: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
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Keywords | 白血病 / 染色体転座 / Hlf遺伝子 / RAG |
Research Abstract |
17;19転座は1991年に始めて報告された染色体転座で、リンパ性白血病における染色体転座を考える上で極めて重要な異常である。t(17;19)転座の切断点は17q21と19p13で、19番染色体の切断点は未熟B細胞性白血病にしばしばみられるt(1;19)(q23;p13)と同じである。t(17;19)転座の17q22の切断部位から、我々の樹立した白血病細胞株(HAL-01)を用いてhepatic leukemia factor(HLF)が単離、同定された。HAL-01細胞ではE2AとHLFの結合部位には約20アミノ酸に相当する挿入配列が存在する(Genes and Development,1992;6:1608-1620)。この挿入配列はHLF遺伝子のintron由来と思われ、recombinaseが関与する転座や免疫関連遺伝子再構成の際にみられるheptamer motifと同じである。そこで免疫関連遺伝子再構成に関与するrecombinase activating gene(RAG-1,RAG-2)の腫瘍細胞の遺伝子再構成における役割を明らかにする目的でHAL-01および患者白血病細胞のRAG-1発現を検討した。未熟-B細胞性白血病であるHAL-01細胞およびt(17;19)患者白血病細胞では高いRAG-1活性が存在した。このことはRAGの存在下でのHLFあるいはE2Aの異常がt(17;19)の形成に重要な役割を担っていることを示唆している。以上のことにより、RAGの発現下において、本来、免疫関連遺伝子再構成として進行するものが、hep tamer motifと他の遺伝子[t(17;19)ではHLF、t(1;14)ではTAL-1]を再構成されることにより染色体転座が生じ、白血球へと進展したものと解釈できる。
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