Project/Area Number |
05671907
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Jikei University School of Medicine |
Principal Investigator |
柴 孝也 東京慈恵会医科大学, 医学部, 助教授 (50056800)
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Project Period (FY) |
1993
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1993)
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Keywords | ニューキノロン薬の吸収・排泄 / 血中濃度モニタリング(TDM) |
Research Abstract |
1.ニュー・キノロン系経口抗菌剤の吸収・排泄に及ぼすアルミニウム(Al)、マグネシウム(Mg)、を含む制酸剤の影響を検討した。今日、すでに臨床使用されている6種のニュー・キノロン剤の他、血中半減期(T1/2)が約10時間と長いことを特徴として発売された3薬剤(フレロキサシン、スパフロキサシン、レボフロキサシン)について検討した。 (1)同時内服した場合 (2)時間差で内服(2時間前、あるいは2時間後)した場合 以上の方法で服用させて実際の臨床の場での影響度を明らかにした。 その結果、ニューキノロン薬内服の1時間前、あるいは2時間後の内服であれば影響度は軽減する。 2.唾液によるニュー・キノロン系経口抗菌剤の血中濃度モニタリング(TDM)の検討 上記の検討に際し唾液をも採取して血液濃度との相関をみることによりTDMの新たな指標としての可能性について検討し、注目されている。 今年度は、既に発売されているOfloxacin(OFLX)、開発中のQ‐35(中外製薬)、AM‐1155(杏林製薬)を選び検討した。この結果は、第5回国際キノロンシンポジウム(1994、シンガポール)に発表を予定している。
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