Budget Amount *help |
¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
Fiscal Year 1993: ¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
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Research Abstract |
本研究に関して、平成5年度中に発表した論文等(口頭発表も含む)は以下のとおりである。 [1]“階層的ファジィ積分による意思決定法",日本ファジィ学会誌,Vol.15,No.4,pp.772-782,1993年8月。 [2]“Hierarchical Fuzzy Integrals for Subjective Decision Making",XIII World Conference on Operations Research,P.64,IFORS 93,Lisbon-Portugal,July 12-16,1993. [3]“因果関係に基づいたファジィ構造モデリングについて",日本ファジィ学会ノンエンジニアリングフアジィ研究会,第4回ワークショップ「もっとソフトな情報を」講演論文集,pp.54-55,平成6年3月。 [4]“大規模モデルのシステム要素のグループ化について",1993年度日本オペレーションズ・リサーチ学会秋季研究発表会アブストラクト集,1-D-10,pp.94-95,1993年10月。 まず、成果[1]は、ファジィ積分を階層的に用いて意思決定に関する新しい視点を述べている。ここで提案する階層化ファジィ積分(HFI:Hierarchical Fuzzy Integral)は、評価基準となる項目の重要度をファジィ測度で与え、各評価項目における評価対象の評価値をファジィ積分することにより、評価値を統合し総合評価値を求める方法である。これは、従来の階層化意思決定法(AHP)を特別な場合として含む、より柔軟性を伴った一般的な評価法であることが明らかにされた。 具体的なアメニティ評価システムを構築するためのステップとして、成果[3],[4]が得られた。これらの成果は、アメニティ評価のための新しいファジィ構造モデル化技法として、因果関係に基づいた手法を開発した。さらに、大規模モデルを扱うことのできるように、全体の問題をいくつかのサブ問題に分割する手法も開発した。
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