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都市域での流出抑制施設形式とその効果の比較研究

Research Project

Project/Area Number 05680362
Research Category

Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Natural disaster science
Research InstitutionNagoya University

Principal Investigator

高木 不折  名古屋大学, 工学部, 教授 (50023057)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 原田 守博  名城大学, 理学部, 講師 (40165030)
奥田 隆明  名古屋大学, 工学部, 助手 (40233457)
松林 宇一郎  名古屋大学, 工学部, 助教授 (80126903)
Project Period (FY) 1993
Project Status Completed (Fiscal Year 1993)
Budget Amount *help
¥2,300,000 (Direct Cost: ¥2,300,000)
Fiscal Year 1993: ¥2,300,000 (Direct Cost: ¥2,300,000)
Keywords浸水問題 / 流出抑制 / 浸透能 / 都市化 / 各戸貯留
Research Abstract

近年、都市河川においては内水氾濫と水質悪化という環境問題が深刻化している。これらは、都市化により地表が舗装され流出率が高くなり、さらに流出のスピードが早くなることにより直接流出分が多く浸水被害を起こすと同時に低水流出分への供給が少なくなり平常時の流量がきわめて少なくなることによる。水質悪化はもちろん下水道・下水処理施設の整備の遅れによる部分が多いが、低水流量の減少による希釈・自浄能力の低下も大きな要因となっている。これら浸水問題・水環境問題いずれにとっても、都市化により流域の自然が失ってきた能力・機能が原因となっているということが出来る。
これらの機能を回復する施策として、(1)一時的に貯留しゆっくり流出させる、(2)雨水をできるだけ地中に浸透させる、といった方法がとられつつある。
本研究では(1)については、各戸貯留を対象にし、流しながら貯留できる施設として、三角ぜきを有する貯留施設と底部にオリフィスを有する円柱形の貯留施設について、モデル流域を想定し数値計算を行いその流出抑制効果を比較した。その結果、三角ぜきの方が効果は大きいが、オリフィスタイプの効果も大きく、設置のための用地を考えると有望な施設であることが確かめられた。(2)に関しては、浸透施設の能力評価の基礎として、浸透能の試験を行い、自然の森林地と人工的土地(大学構内)とを比較し、さらに植生との関係について検討した。その結果、人工地は自然林地の1/30に浸透能が落ちること、孤立した樹木では、樹木からの距離が離れるに従い、浸透能が増加するという興味深い結果を得た。自然林地でも樹木の根元では低下するが、その他の地点では樹木の効果が互いに相殺しあいほぼ一様になるという結果を得た。

Report

(1 results)
  • 1993 Annual Research Report
  • Research Products

    (1 results)

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All Publications (1 results)

  • [Publications] 松林宇一郎 他4名: "山腹斜面における浸透特性と雨水流出経路への植生の影響" 水工学論文集. 38巻. 185-190 (1994)

    • Related Report
      1993 Annual Research Report

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Published: 1993-04-01   Modified: 2016-04-21  

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