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緩傾斜護岸の越波特性に及ぼす風の影響に関する研究

Research Project

Project/Area Number 05680379
Research Category

Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Natural disaster science
Research InstitutionKansai University

Principal Investigator

井上 雅夫  関西大学, 工学部, 教授 (20067630)

Project Period (FY) 1993
Project Status Completed (Fiscal Year 1993)
Budget Amount *help
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 1993: ¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Keywords緩傾斜護岸 / 越波量 / 越波率 / 越波量分布 / 風速 / Weibull分布
Research Abstract

風洞付き2次元不規則波造波水槽を用いて、緩傾斜護岸を対象とした越波実験を行い、その越波特性に及ぼす風の影響を検討した。護岸の表のり勾配は3、5、7および10割とし、比較のために直立護岸についても実験を行った。なお、3および7割勾配護岸の場合には、不透水性のものに加えて、のり面の開孔率が30%の透水性を有するものについても実験を行い、その越波特性に及ぼす護岸のり面の透水性の影響を調べた。実験条件は、波形勾配とのり先水深・波長比はいずれも一定にし、相対天端高を2種類、風速は3種類に変化させた。得られた結果を要約すると、以下のようである。
1)越波率は、のり面勾配が緩やかなものほど小さく、この傾向は風速が増大しても変化しない。また、有風時の越波率は、表のり勾配が5割から7割にかけて急減し、この傾向は無風時の場合と同じである。
2)越波流量も、のり面勾配が緩やかなものほど小さく、いずれの護岸の場合も風速の増大とともに減少する。この傾向は、直立護岸の場合にもみられる。越波流量の低減効果がもっとも大きい護岸は、7割勾配で、のり面の開孔率が30%のものである。
3)代表越波量比に及ぼす風の影響は、直立や3割勾配護岸の場合には、あまりみられないが、5、7および10割勾配護岸では著しく、その代表越波量比は風速の増大とともに増大する。このことは、防災上好ましい特性ではない。
4)緩傾斜護岸の越波量分布は、Weibull分布に適合するが、いずれの勾配の場合にも、風速の増大とともに適合度は若干劣ってくる。また、Weibull分布の形状母数は、越波した波だけを対象とした場合には、風速の増大とともに減少するが、全波を対象とした場合の形状母数は風速によってはほとんど変化しない。

Report

(1 results)
  • 1993 Annual Research Report
  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] 井上雅夫・島田広昭・坂本佳弘: "親水性護岸の越波防止機能" 海岸工学論文集. 40. 701-705 (1993)

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      1993 Annual Research Report

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Published: 1993-04-01   Modified: 2016-04-21  

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