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極めて類縁した化合物群より成るスフィンゴ糖脂質分子種の個々の成分の単離法の研究

Research Project

Project/Area Number 05680509
Research Category

Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Bioorganic chemistry
Research InstitutionKyushu University

Principal Investigator

樋口 隆一  九州大学, 薬学部, 教授 (60122727)

Project Period (FY) 1993
Project Status Completed (Fiscal Year 1993)
Budget Amount *help
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 1993: ¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Keywordsスフィンゴ糖脂質 / セレブロシド / グルコセレブロシド / セラミド / ナマコ類 / グミ / ゴカクキンコ / 純粋単離
Research Abstract

スフィンゴ糖脂質は細胞膜の構成成分として、神経機能などに重要な役割を担うと言われているが、非糖部であるセラミドを構成する長鎖塩基や脂肪酸の炭素数の僅かな相違に基づく、究めて類縁した化合物群の混合物(分子種)のまま取り扱われている。しかしながら最近、セラミド部の重要性も認識されつつあることから、スフィンゴ糖脂質の機能の解明には、セラミド部まで単一な化合物の純粋単離は必須である。申請者は、ナマコ類より得られるスフィンゴ糖脂質分子種を用いて、個々の成分の単離法を検討した。
1.キンコ科ナマコのグミ、ゴカクキンコのメタノール抽出エキスから、代表的なスフィンゴ糖脂質であるセレブロシド(セラミドモノヘキソシド)分子種(CE-2,PA-0,PA-1,PA-2)を分離した。
2.化学的及び機器分析的手法を用いて上記セレブロシド分子種の基本構造、脂肪酸組成を明かにした。
3.基本構造が明かになった上記セレブロシド分子種4種について、それぞれ高速液体クロマトグラフィー(HPLC)による個々の成分の分離を検討した。その結果、いずれの分子種も逆相系のカラムにより良く分離し、展開溶媒はCE-2については95%メタノール、PA-0,PA-1,PA-2についてはメタノールが最適であることがわかった。この条件を用いて個々の成分の分離を行い、CE-2からは3種(CE-2b,CE-2c,CE-2d)、PA-0からは2種(PA-0-1,PA-0-5)、PA-1からは1種(PA-1-4)、PA-2からは2種(PA-2-5,PA-2-6)の計8種のグルコセレブロシドの純粋単離に成功した。この手法はスフィンゴ糖脂質全般に応用可能と思われるので、ガングリオシド等にも応用したい。
4.単離したグルコセレブロシドは化学的及び機器分析的知見から、すべて構造を決定することが出来た。各分子種中の成分は、脂肪酸の炭素数のみが1個異なる等、極めて類緑した化学構造を有していた。

Report

(1 results)
  • 1993 Annual Research Report

URL: 

Published: 1993-04-01   Modified: 2016-04-21  

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