Project/Area Number |
05680617
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Cell biology
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Research Institution | Kumamoto University |
Principal Investigator |
富永 明 熊本大学, 医学部, 助教授 (50172193)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
富永 麻理 熊本大学, 医療技術短期大学部, 助手 (90145342)
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Project Period (FY) |
1993
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1993)
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Budget Amount *help |
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 1993: ¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
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Keywords | ホメオ ボックス / オーガナイザー / グースコイド / 細胞分化 |
Research Abstract |
マウスgoosecoid染色体遺伝子はカリフォルニア大学のMartin Blum,Eddy M.De Robertis両博士から供与を受けた。この遺伝子はまだcDNAが単離されておらず、またその発現にも成功していない。このゲノム遺伝子の発現を困難にしているのは開始コドン上流域であると考え、295塩基対の上流域のうち250塩基対を削除した。削除した部分にはTATAboxがあり極めてGC塩基対が多い。 マウスgoosecoid染色体遺伝子の上流域のTATAboxを含む部分を削除し、約50塩基対の上流域を含む約2100塩基対のゲノム遺伝子をハイグロマイシン耐性遺伝子を持つベクターのラウスサルコーマウイルスプロモーター下流に挿入し哺乳細胞での発現を試みている。このベクターでは蛋白質はヒスチジンが6個N端に結合して発現されるのでニッケルカラムを用いて精製できる。この遺伝子をCOS細胞へ燐酸カルシウム法により移入し、現在、ハイグロマイシン耐性株を選択した所である。また、TATAboxを含む上流域を削除したマウスgoosecoid染色体遺伝子をネオマイシン(G418)耐性遺伝子を持つベクターのサイトメガロウイルスプロモーター下流に挿入し、赤芽球系細胞にエレクトロポーレーション法により移入してネオマイシン耐性株を選択した。この細胞株はアクチビンへの反応性が低下していた。この原因としては、赤血球分化に必要な転写調節因子を抑えたり、あるいは細胞周期を加速する役割を果たしていることが考えられる。例えば、レチノブラストーマ蛋白質が赤血球分化に必要な転写調節因子と結合するのを妨げたり、増殖に必要な燐酸化型レチノブラストーマ蛋白質を相対的に増加させている事などが考えられる。
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