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毛誘導因子の分離精製

Research Project

Project/Area Number 05680643
Research Category

Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Developmental biology
Research InstitutionHiroshima University

Principal Investigator

吉里 勝利  広島大学, 理学部, 教授 (20095516)

Project Period (FY) 1993
Project Status Completed (Fiscal Year 1993)
Budget Amount *help
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 1993: ¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Keywords毛母細胞 / 毛乳頭細胞 / 表皮細胞 / ケラチン / 間充織因子 / 上皮間充織相互作用
Research Abstract

動物の後期発生において皮膚はそのまま皮膚として発達するばかりでなく、爪、羽毛あるいは鱗などにも変化しうる。これらのうちどの構造物になるかを決めているのが間充織であり、この過程は総称して上皮間充織相互作用と呼ばれている。本研究ではこの相互作用の実体を明らかにするためにこの過程の主役である間充織因子の性質を調べた。毛乳頭細胞は表皮細胞に働いてこれを毛母細胞に変え、毛幹の形成を導くことが知られている。毛乳頭細胞は毛誘導因子を合成分泌しているものと考えられ、この因子の実体を明らかにすることが本研究の直接的な目的である。このため次の2つの研究を行い次の結果を得た。(1)器官培養による毛の誘導。ラットの毛包から毛乳頭部分を切除し毛幹を抜き取った。この下端に毛乳頭を付着させ器官培養を行ったところ毛幹の構造形成が起こった。培養液はWilliam'sを使用し子牛血清を1%,インシュリン、トランスフェリン、ハイドロコルチゾンをそれぞれ10μg/ml加えた。培養液は毎日交換した。毛幹は培養10日で形成された。また毛幹下部を特異的に認識する抗体に対して陽性反応を示した。(2)毛乳頭細胞の不死化の試み。分離培養した毛乳頭細胞にpS V3 neo DNAを感染させたところ活発な増殖能を示す6クローンを得た。このうちの1クローンについて毛誘導活性をもつかどうか調べたところ陽性であった。約2000個の形質転換細胞をペレット状にして(1)で述べた上半分毛包下端に付着させ、これをラット腎皮膜下に移植した。20日後観察したところ毛幹の形成と成長を確認した。これらの研究成果は上記因子の実体解明に貢献するものと考えている。

Report

(1 results)
  • 1993 Annual Research Report
  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] 中村律子,吉里勝利: "形質転換した毛乳頭細胞によるin vitoにおける毛の誘導" 第46回日本動物学会予稿集. 117 (1993)

    • Related Report
      1993 Annual Research Report

URL: 

Published: 1993-04-01   Modified: 2016-04-21  

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