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形態弁別学習時におけるサルの下部側頭野と扁桃体ニューロン活動の時間的変化

Research Project

Project/Area Number 05710072
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 実験系心理学
Research InstitutionTokyo Metropolitan Institute for Neuroscience

Principal Investigator

北岡 明佳  (財)東京都神経科学総合研究所, 医学心理学研究部門, 主事研究員 (70234234)

Project Period (FY) 1993
Project Status Completed (Fiscal Year 1993)
Budget Amount *help
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1993: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Keywords下部側頭野 / 形態弁別 / サル / ユニット記録 / 回転図形対 / 四角・クロス対 / TEO野 / 図形選択的応答ニューロン
Research Abstract

本研究は2部から成る。1つは先年度から継続して実験中のもので、【figure】の8つの刺激図形間の弁別困難性を、サルを用いて行動学的および電気生理学的両面から調べ、その対応を調べることである。もう1つは、それら8パターン以外の図形対を広く試し、弁別困難を生じる組み合わせはどのようなものであるかを行動学的に調べることである。
(1)すでに、回転図形対【figure】および四角・クロス対【figure】の弁別困難性を行動レベルで明らかにしたが、本研究ではニューロンレベルでもある程度説明できる可能性が出てきた。すなわち、調べた下部側頭回TEO野の523個のニューロンの内の約30%が刺激に興奮性に応答し、かつ刺激選択性を有する(図形によって応答の大きさが有意に異なる)ニューロンであり、それらの各刺激に対するニューロン応答を比較し、相関を調べたところ、回転図形対、四角クロス対ともに随伴性が高く、ニューロンレベルで総合的に捉えるならば、これらの図形対は混同されやすいことが明らかとなった。その他の図形対(例えば【figure】)においても行動とニューロンレベルの相関が見られ、全体として1%で有意であった。
(2)その他の図形対について調べた結果、まず同じ方位性を持つ長方形と楕円(【figure】と【figure】)が混同されやすいことがわかった。方位が違えば混同はなく、長方形を回転させた場合45°の差があれば混同しないことが見出された。これによって、必ずしもすべての回転図形が弁別困難を引き起こすわけでないことが明らかとなった。その他、真円、六角形、正方形(【figure】)は相互に混同しやすいが、三角形(【figure】)は混同されないこと、主観的輪郭で示される図形との混同の程度も強いこと(【figure】)などがわかり、図形弁別困難性はかなり複雑なメカニズムを持っていることが示唆された。

Report

(1 results)
  • 1993 Annual Research Report

URL: 

Published: 1993-04-01   Modified: 2016-04-21  

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