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集団行動の構造と崩壊-何人いれば大集団か-

Research Project

Project/Area Number 05710079
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 教育・社会系心理学
Research InstitutionTokyo Institute of Technology

Principal Investigator

林 理  東京工業大学, 工学部, 助手 (40228565)

Project Period (FY) 1993
Project Status Completed (Fiscal Year 1993)
Budget Amount *help
¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 1993: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Keywords集団 / 流れ / 構造 / 避難行動
Research Abstract

多数の人々が集まる場所での個人の行動はさまざまである。しかしそのさまざまな中に定の行動の流があるように見える場合も多い。例えば災害場面では避難する人々の動は一定の方向に向かう場合がしばしばある。そのような場合には人間の行動に一定の流れが存在すると考えられる。
このような場面での人間の行動の記述にはしばしば流体力学モデルが用いられてきた。常流体モデルを用いれば全体的な流れの記述は可能である。しかしこの方法を用いるに大きな集団の行動を一定の流れで記述できる条件が明らかであることが前提となる。
本研究ではその前提となる集団の成立と崩壊の条件を検討した。流れから外れた方向に動する個人が少しずつ増加した場合、少しずつ一定の流れの中での記述は困難になる。に少しずつ同じ方向に移動する個人が増加すれば一定の流れと受けとめ易くなる。
しかし実際には流れから外れる個人が増加する場面と減少する場面では観察者の認知は幅に異なり、減少する場面の方が流れから外れる個人が多い場合でも一定の流れが存在ると判定され易くなる。
本研究の実験では流れから外れる個人が減少する場面では50%程度の人が流れにそっている場合でも一定の流れはあるとみなされる場合があった。一方、増加する場合には6%程度まで流れにそっている必要があった。その上で、概ね一定の流れが成立しているされるには70%程度の同調が必要であると考えられる。

Report

(1 results)
  • 1993 Annual Research Report

URL: 

Published: 1993-04-01   Modified: 2016-04-21  

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