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マス・コミの役割と効果にみる地方都市活性化へむけての社会学的研究

Research Project

Project/Area Number 05710129
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 社会学(含社会福祉関係)
Research InstitutionNihon University

Principal Investigator

仲川 秀樹  日本大学, 文理学部, 助手 (60237229)

Project Period (FY) 1993
Project Status Completed (Fiscal Year 1993)
Budget Amount *help
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1993: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Keywordsマス・コミュニケーション / テレビ局 / BS(衛星放送) / マス・メディア / 地方都市
Research Abstract

地方都市の大きな問題は、若者の流出をくいとめることである。本研究の対象地である山形県庄内地方の事例をみても、新たな民放の開局や庄内空港の就航、そして国民体育大会という全国規模でのイベントの開催。この成果は地元の関係者というより地元の若者を活気づかせた。民放の開局では新しくリアルタイムでみることができる人気番組の数々、首都圏と精神的距離が縮まった。庄内空港の就航はあの羽田から直接飛行機で自分の町まで乗り継ぐことができた。さらに本数を増便しようという地元の盛り上がりが大きな経済効果を生むことになった。その成果は庄内空港の開港わずか1年で、庄内-羽田間一往復増便という結果に現れた。今では、大阪便に札幌便開設の強い運動もなされている。また国体開催には地元の人々が一体となり地元への帰属意識が深まり、地元発展の導火線ともなった。国体終了後にあたってはポスト国体をスローガンに残された施設の有効利用など国体の遺産が各種のイベントによって受け継がれている。こうして国体開催が残した財産は地方の人々の自信となっていた。
地方都市の一連のイベントの背景から本研究では地方都市の若者文化を考えた。そして地方都市の課題である地方離れの若者たちを再び地元にUターンさせるために情報の受信と発信の必要性を取り上げた。地方都市でもテレビで民放各局すべてが放映されるような環境が実現したなら、実際に若者が望む理想の地方都市像が鮮明になると考える。この環境整備の実現には多くの問題が山積みである。それでもこうした夢が実現することで地方に根付いてきた伝統文化の継承と新たな若者文化が発生し、地方都市活性化の促進になるのではないだろうか。その若者に対して感性を育てる役目でもある多くの情報を若者たちが吸収すれば、地方都市活性化のための起爆剤になると考える。以上、本研究において地方都市活性化へ向けての指針としてマス・コミの役割が導き出された。

Report

(1 results)
  • 1993 Annual Research Report

URL: 

Published: 1993-04-01   Modified: 2016-04-21  

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