Project/Area Number |
05710160
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Educaion
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
牧野 篤 名古屋大学, 教育学部, 助教授 (20252207)
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Project Period (FY) |
1993
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1993)
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Budget Amount *help |
¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 1993: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
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Keywords | 日本語教師 |
Research Abstract |
1.研究目的と経過 (1)目的=日本側派遣日本語教師の中国における教育実践と生活状況を、(1)日本語教師、(2)日本語教師受け入れ大学、(3)日本語を学ぶ学生の3者に対するアンケート調査によって明らかにし、今後の日中教育交流のための基礎資料を得ること。 (2)経過=(1)日本語教師に対するアンケート調査は、「交付申請書」の研究実施計画に従って進められ、基本的な集計・分析を終了。(2)日本語教師受け入れ大学および(3)日本語を学ぶ学生に対するアンケート調査は、中国側協力者である中国国家外国専家局の手続きミスで実施が大幅に遅れ、平成5年12月に調査票送付、現在回収中。 2.調査結果の概要 (1)日本語教師に対するアンケート調査(送付数45、回収数41、回収率91%)……a.属性:性別=男31、女10/平均年齢=55.7歳/職業=現職・退職の学校教師(全員)。b.赴任前の日本語教育訓練:短期(1カ月未満)の訓練を受けているが、全員が不十分と回答。c.授業実践:時間数=平均週16.8時間/担当クラス=平均3クラス/展開=基本的に会話中心/教材・資料=中国側が準備した基本教材の他は、教師自身の個人的な努力による。d.生活状況:住居=外国人教師用宿舎、平均49平米、バス・トイレ付き/食事=自炊・食堂完備/生活用品=宿舎備え付け。日用品は自弁/給与=平均月額800元、支出=平均月額1061.5元。e.中国への赴任動機(最多):過去の戦争への贖罪。f.日本政府への要望(最多):公的な日本語教師派遣事業の強化・拡充。 (2)受け入れ大学へのアンケート調査……現在回収中。 (3)中国人学生へのアンケート調査(現在回収中、研究代表者回収分11部のみ[参考])……a.日本語学習の動機(最多)=就職。b.日本語教師への評価=高い満足。c.日本政府への要望=短期日本語研修留学の機会の拡充。 3.今後の予定 中国側実施のアンケート調査回収後、当初の研究計画に基づき集計・分析。日本人教師に対しても、20名ほどの補充調査を予定。
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