Project/Area Number |
05710205
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Japanese history
|
Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
保谷 徹 東京大学, 史科編纂所, 助手 (60195518)
|
Project Period (FY) |
1993
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 1993)
|
Budget Amount *help |
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1993: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
|
Keywords | 日本史 / 幕末維新史 / 軍事改革 / 軍事組織 |
Research Abstract |
本研究では、(1)当該期の各藩レベルの軍事改革の具体的過程と幕府(および維新政府)の改革基調をおさえ、(2)西洋軍事技術の移入過程を解明し、(3)当該期軍事組織の特質を考察することを目的とした。主な作業としては、比較的まとまった史料群をもつ大名家や幕府の軍事要職をつとめたもの、先進的に軍事改革にのりだしたもの等を中心に採訪調査を行い、必要なものについてマイクロ撮影を行った。また、幕府陸軍方で発刊した軍事書籍については、『江戸幕府刊行物集成』マイクロフィルムの当該部を購入した。以上の収集史料の分析によって、上記研究目的に対する一定の成果をあげつつある。 調査した史料群は以下のとおり。 村上文庫軍事書籍(刈屋市立図書館)、波多野文庫軍事書籍(豊橋市立図書館)、金沢藩前田家関係史料(加越能文庫ほか、金沢市立図書館)、同藩士小川家史料(石川県立歴史資料館)、福井藩松平家文庫(福井市立図書館)、小浜藩酒井家文書(小浜市立図書館)、黒羽藩大関家関係史料(黒羽町立芭蕉の館記念館)、同藩家老文書(栃木県立文書館、宇都宮大学付属図書館)、箱館奉行関係資料(北海道立文書館、北海道大学付属図書館)、和歌山藩有田郡大庄屋関係史料(有田郡金屋町)、苗木藩遠山家文書(中津川市遠山史料館)、対馬藩宗家文書(対馬歴史民俗博物館)、名古屋藩徳川家関係史料(名古屋市蓬左文庫)、京都府立総合資料館の軍事書籍、熊本藩細川家関係史料(永青文庫、熊本大学付属図書館)、佐賀藩鍋島家文書(佐賀県立図書館)。撮影したマイクロフィルムは計35リ-ル、約15,000コマである。
|