Project/Area Number |
05710296
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
英語・英米文学
|
Research Institution | Ritsumeikan University |
Principal Investigator |
ウエルズ 恵子 立命館大学, 文学部, 助教授 (30206627)
|
Project Period (FY) |
1993
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 1993)
|
Budget Amount *help |
¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 1993: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
|
Keywords | 民謡 / 大衆文化 / アメリカ文化 / 西部開拓 / フロンティア / フォークソグ |
Research Abstract |
本研究の目的は、19世紀から20世紀初頭にかけてアメリカ西部で作られたおびただしい数の民謡(フォークソング)を軸に西部開拓を大衆文化史の観点から検討することにある。 アメリカ国勢調査局がフロンティアの消滅を発表してから一世紀以上たったが、民謡を文化史的に研究する試みは、アメリカにおいてもまだ十分になされていないし、日本では注目する研究者も少ない。当該年度は研究に必要な資料を見つけ、入手することにほとんどの時間と予算を費やした。 具体的には、コンピューターによるオンライン検索と、関係図書の文献表調査、アメリカの図書館など研究機関への問い合わせ等を平行して資料を探し出し、購入、複写、借用などの方法で入手した。資料整理は、楽譜、歌集類をテーマ、地域ごとに分け、あとは参考書と辞書などに分けた。ほとんどが国外からの入手になったが、かなりの資料が集まった。まだ整理が済んでいないが、資料の検討は順次始めている。 入手した資料のうち不足していると今わかっているのは、大陸横断鉄道を建設した中国人工夫についての詳しい情報と、先住民(インディアン)と開拓民の摩擦を表現した民謡である。この分野の資料集めと、音声資料(レコード・CD等)の収集は今後の課題である。同時に、収集した民謡資料の検討もさらに進めて、随時検討結果を発表していきたいと思っている。
|