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河内方言における言語地理学的・社会言語学的研究

Research Project

Project/Area Number 05710311
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 言語学・音声学
Research InstitutionOsaka Shoin Women's University

Principal Investigator

田原 広史  大阪樟蔭女子大学, 学芸学部, 助教授 (30207211)

Project Period (FY) 1993
Project Status Completed (Fiscal Year 1993)
Budget Amount *help
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1993: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Keywords方言 / 言語地理学 / 社会言語学 / 大阪 / 河内 / フィールドワーク / 録音資料 / 世代差
Research Abstract

6市町村11地点について、言語地理学的観点および社会言語学的観点から方言面接調査をおこなった。一地点につき3世代男女計6名、総計66名のデータが収集されたことになる。現在収集されたデータを整理中であり、150項目の言語地図について下書きが作成された段階である。この結果、河内方言のうち南河内地方における言語実態が解明されることになる。調査結果として新たに得られた知見は、言語が比較的安定していると思われていた当該地域だが、かなりの世代差が見られること、また、その世代差はいわゆる共通語化としてとらえられるものも多いが、方言南部で新しい表現を生み出す力が非常に強いこと、さらに、この二つの現象が混ざりあって起こる'Neo-Dialect'といったものも見られることである。総体的には都市型の言語状況をとっているが、最南部地域では古く伝統的な河内弁がなお残っており、地域差という点にも注目する必要がある。
今後の作業としては、統計的、数量的観点からデータ分析をおこない、言語実態にかかわるさまざまな要因について見当していく。また、調査項目の一つである朗読に関しては、現在ディジタルオ-ディオテープに編集した段階だが、さらに機械による音声分析をおこない、本方言の音響面での特徴についても解明していきたい。調査に関しては、今後も中河内、北河内とフィールドを拡大し、マクロな観点から大阪方言を検討していく予定である。

Report

(1 results)
  • 1993 Annual Research Report
  • Research Products

    (1 results)

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All Publications (1 results)

  • [Publications] 田原広史: "リレーショナルデータベースソフトを中心としたデータ整理" 日本語学. 12巻9号. 98-107 (1993)

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      1993 Annual Research Report

URL: 

Published: 1993-04-01   Modified: 2016-04-21  

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