Project/Area Number |
05720028
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Civil law
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Research Institution | Hiroshima University of Economics |
Principal Investigator |
小川 富之 広島経済大学, 経済学部, 講師 (20221848)
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Project Period (FY) |
1993
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1993)
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Budget Amount *help |
¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 1993: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
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Keywords | 法律学 / 民事法 / 家族法 / 婚姻 / 戸籍 |
Research Abstract |
法制審議会で、現在、選択的夫婦別氏制度が検討されているが、これを導入した場合に、現行戸籍制度との関連で、どのような問題が生じるかについて研究を進めている。まず、夫婦の氏について、これまでに発表されている文献をもとに整理し、選択的夫婦別氏制度の是非についてまとめている。この問題は、日本独自の慣習、例えば、戸籍制度や墓の問題と密接にむすびついている。これに関しても、様々なアンケート調査等の結果をもとに分析を試みている。 また、諸外国の制度との比較を行うために、各国の氏について関連する法律および論文等を収集している。欧米先進国の場合は、選択制をとっている国が多い。それらの国では日本の戸籍に該当するようなものを持たないところが多いが、それでも、何らかの形で家族の登録をしている。それを整理し、法改正後の日本の戸籍の扱いの参考となるよう論文にまとめたいと考えている。これとあわせて、選択制をとらない国については、どのような理由があるのか、また、現時点における制度の運用上の問題点も含めて、検討を進めている。 これらの研究について、「氏に関する比較法的研究」「選択的別氏制度と家族登録」というテーマで、順次大学の紀要に論文として発表する予定である。
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Report
(1 results)
Research Products
(2 results)