福祉国家における給与政策のあり方

• Project/Area Number: 05720034
• Research Category: Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
• Allocation Type: Single-year Grants
• Research Field: Politics
• Research Institution: The University of Tokyo
• Principal Investigator: 鍋島 美香 東京大学, 法学部, 助手 (70237585)
• Project Period (FY): 1993 – 1994
• Project Status: Completed (Fiscal Year 1994)
• Budget Amount: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000); Fiscal Year 1993: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
• Keywords: 公務員給与政策 / 労働政策 / ILO

Research Abstract

本年度の研究実績については、補助金申請の際提出した研究実施計画の内容をすべて消化したと報告することができる。すなわち、一昨年度の海外研修で集めた資料をもとに作成した日本の公務員給与に関する論文(英語)をILO本部(現在先進各国の公務員給与政策の比較研究が進んでいる。)に昨年8月に送付し、本年2月末には、ILO提出論文を更に発展させて助手論文とし、東京大学法学部に提出して、3月第一週には学内で報告会を開くことになっている。
本論文の内容については既に提出済の研究目的と同じであり、日本における公務員の給与政策が福祉国家化にともなってどのように変遷してきたかという通史と、先進各国の給与政策と比較した際の特質を、労働政策、人事管理政策、財政政策という3つの政策的観点から分析し、更に今後の課題について言及したものとなっている。