Project/Area Number |
05730044
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Public finance/Monetary economics
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
藤原 賢哉 広島大学, 経済学部, 助教授 (30229067)
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Project Period (FY) |
1993
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1993)
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Budget Amount *help |
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1993: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | メインバンク / M and A / 企業救済 |
Research Abstract |
1.企業経営危機時におけるメインバンクの役割 (1)倒産企業の法的整理形態の違いと、メインバンク融資シェア、担保順位、従業員数、倒産原因等との相関について統計的に検討を行い、メインバンクとの関係が深い企業ほど、再建型の整理形態をとる傾向が強いことを確認した。(2)構造不況業種の一つである海運業について、倒産企業と非倒産企業を比較し、非倒産企業ほどメインバンクの融資シェアが高く、取引金融機関数も小さい傾向があることを統計的に確認した。 2.M&Aにおけるメインバンクの役割 (1)交友的なM&Aにおいて、メインバンクは、企業間の情報の非対称性を緩和する形で、仲介、融資等の面で、重要な役割を果たしていること、(2)敵対的なM&Aにおいて、メインバンクは、被買収企業を援助する形で機能していること、(3)M&Aは、メインバンクによる企業救済の一手段として見なせること、等の事実を実証的に確認した。
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Report
(1 results)
Research Products
(2 results)