Research Project
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
Kac‐Moody環におけるBorel‐Weilの定理が,Kac‐Moody環をさらに一般化した,generalized Kac‐Moody環(GKM環)gに対しても成立することを示した.即ち,まずPeterson‐Kacの手法を適用することにより旗多様体と呼ぶべき多様体とその上の線束を定義し,それらの多様体としての構造を解析した.次にその結果を利用して,線束の大域的断面の空間がg‐加群としてどのようなものであるかを決定した.