オリオンOBアソシエーションに於ける巨大分子雲レムナントの探査的研究
Project/Area Number |
05740160
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Astronomy
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Research Institution | Nagoya City University |
Principal Investigator |
杉谷 光司 名古屋市立大学, 教養部, 助教授 (80192615)
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Project Period (FY) |
1993
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1993)
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Budget Amount *help |
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1993: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | 星形成 / 星間物質 / 分子雲 |
Research Abstract |
本研究は、最も太陽系に近い代表的OBアソシエーションあるオリオンOBアソシエーションに於てシュミットプレートを用いて光学的に巨大分子雲のレムナントである小分子雲の系統的探査を行なうものである。OBアソシエーションの周囲では巨大分子雲の密度の低い部分が電離され易いため、元々密度が高くて電離されにくいクランプがレムナント分子雲(bright-rimmed cloud)として残る。ここでは、OBアソシエーションの出現がレムナト分子雲での星生成に与える影響に注目して、OB型星,輝線星(TT auri型星),IRAS点源(YSO,原始星),およびレムナト分子雲の空間的分布の比較/相違から、OBアソシエーションが周囲の分子雲を破壊する過程で多くの星をレムナト分子雲で形成したことをシュミットプレートを用いて観測的に立証することを主な目的としている。 レムナト分子雲の探査は、UKシュミットのEquatorial AtlasのJプレート(国立天文台)およびR プレートのフィルム・コピー(UKシュミットにリクエスト)の2種類を用いて探査/準備を開始した。現在、一部の領域を除いてサーベイするオリオンOBアソシエーションを中心とする9シュミット領域のプレートの準備およびスキャナー等の機器の準備ができ、本格的な探査のためのコンピュータを用いた画像データの取り込みおよび処理のテストが完了した段階である。UKシュミットにリクエストしてある未到着分がつき次第、系統的なレムナント分子雲の探査を開始する予定である。なお、本研究の予備的研究と位置づけられるUK/ESOシュミットプレートを用いたレムナント分子雲の探査は、Sugitani & Ogura(1994,ApJS 72,in press)として発表予定である。
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Report
(1 results)
Research Products
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