安定同位体(D,^<18>0)手法による山腹斜面の水循環機構の実証的研究
Project/Area Number |
05740301
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Meteorology/Physical oceanography/Hydrology
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
斎藤 隆志 (1994) 京都大学, 防災研究所, 助手 (10225716)
斉藤 隆志 (1993) 京都大学, 防災研, 助手
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Project Period (FY) |
1993 – 1994
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1994)
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Budget Amount *help |
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1993: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | 安定同位体(deltaD,delta^<18>O) / 山腹斜面 / 水循環 / 流出機構 / 滞留時間 |
Research Abstract |
研究業績の概要 滋賀県西部比良山系に位置する大谷川流域の源流部に試験流域(流域面積4300m^2)を設定して、この流域内の斜面末端の2地点に見られる湧水の流出特性、特に斜面内の水移動と滞留時間の関連に注目して観測を行なった。 これまでの計測項目(降水量、流出水量、流出水水温、地温)に加え、斜面内に現れる地下水位の計測を行なった。 流出特性で顕著なのは降水が斜面末端部に供給された場合に5分あるいは10分という短時間に流去する直接流出が降雨に対して明瞭に応答することと、降水に対して数時間の遅れで出現する地中流出があることである。この地中流出に応答するように斜面内に現れる基岩上の地下水位の上昇する速度は、斜面の位置によっても、また、降雨強度の時間的変化によっても異なった。地下水面の形成過程が斜面土層内を上方から浸透水が飽和して浸透した結果で現れたものとは考えにくいことから、観測結果のハイドログラフとの対比だけからは明確な結論は得られなかった。そのため、鉛直方向の浸透過程を考慮した斜面内の地下水形成の計算モデルを考察中である。 また、現地で採水を行なった試料について、その酸素同位体(^<18>0)と水素同位体(D)について現在分析と解析を行なっている。
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Report
(1 results)
Research Products
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