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太陽風磁場構造の発展過程

Research Project

Project/Area Number 05740311
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Space and upper atmospheric physics
Research InstitutionTohoku Institute of Technology

Principal Investigator

中川 朋子  東北工業大学, 通信工学科, 講師 (40222161)

Project Period (FY) 1993
Project Status Completed (Fiscal Year 1993)
Budget Amount *help
¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 1993: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Keywords太陽風磁場 / 惑星間空間 / 面状磁場構造 / 太陽 / 光球 / 活動域膨張 / 「さきがけ」 / 「ようこう」
Research Abstract

本研究の目的は、太陽面磁場構造と太陽風磁場構造をつなぐ重要な手がかりである非平均的な太陽風磁場、とりわけ、太陽磁場の時間発展を反映すると考えられる「太陽風中の平面状磁場構造」について、
1.太陽面上のどの磁場構造に対応付けられるかを、惑星間空間と太陽面の双方の観測から明らかにし、
2.太陽面上に両端を持つ磁力線が惑星間空間に引き出され「平面状磁場構造」として観測される、というモデルを確かめること
であったが、惑星間空間探査機「さきがけ」の磁場観測と太陽観測衛星「ようこう」軟X線望遠鏡観測を用いることによって、平面状磁場構造と光球面近傍の磁力線形状との対応付けに成功した。
対応付けを容易にするため、太陽面の静穏であった1993年1-7月を解析期間とし、この期間中,「さきがけ」によって観測された3つの典型的な平面状磁場構造について、太陽風速データを用いて構造が太陽から放出された日時を求め、その発生源と思われる領域を「ようこう」X線画像を用いて調べた。その結果、平面状磁場構造の発生源は3つとも最近「ようこう」で発見された「活動域膨張」を示している領域に対応することがわかった。「活動域膨張」は、下部コロナで観測される、太陽面上の活動域からループ状の構造が惑星間空間に向かって放出される現象である。活動域の磁場は非常に強いため、惑星間空間まで引き出されることはないという考えがこれまでの主流であったが、本研究によって「活動域膨張」が惑星間空間まで引き出されることが示された。発生源とみられる活動域のうち少なくともひとつはフレアを伴っておらず、近傍にフレアがある場合でも小規模のものしか無いことから、平面状磁場構造の発生は、フレアによらず「活動域膨張」によることがわかる。

Report

(1 results)
  • 1993 Annual Research Report

URL: 

Published: 1993-04-01   Modified: 2016-04-21  

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