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東アジア新生代後期の長鼻類の系統発生とその古性態

Research Project

Project/Area Number 05740328
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Stratigraphy/Paleontology
Research InstitutionHimeji Institute of Technology

Principal Investigator

三枝 春生  姫路工業大学, 自然・環境科学研究所, 助手 (70254456)

Project Period (FY) 1993
Project Status Completed (Fiscal Year 1993)
Budget Amount *help
¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 1993: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Keywords古脊椎動物学 / 長鼻類 / 東アジア / 新生代後期 / 機能形態学 / 形態計測学
Research Abstract

1 写真計測による頭蓋計測データ収集:写真計測法として、施行 を重ねた結果ローライのシステムが最もむいていることが明らかとなった。国内産のいくつかの試料に関してデータを収集した。データの分析法は検討中。
2 中国と日本の長鼻類の系統関係:日本の長鼻類化石で議論の多いセンダイゾウは中国に広く分布するSinomastodonに属することが明らかとなった。さらに日本産の種はこの属ではもっとも原始的であり、中国およびインドネシアの同属と比較すると、東アジア全体で北方から南方へ派生しながら分布を移したことが示唆される。この属の南下は中新世末から鮮新世にかけての気候変化が関与しているらしい。
3 臼歯の機能形態学:化石臼歯の残る使用痕を顕微鏡で調べ、臼歯の機能を調べた。ゾウ上科の初期のグループであるマム-ト科では、横方向の顎運動があり、粗く固い植物を処理できる。このような臼歯の機能は牙(切歯)から推定される食性と調和的である。この基本形からどのような変化が他の分類群で起きたかがさらに調べられた。ステゴドン科およびゾウ科では原始的な特徴を示す中新世初期の仲間げすでに現生種に見られる前後方向の顎運動が認められた。テトラロフォドン類では顎運動において種内および種間変異が多く、このグループのある種からステゴドン科およびゾウ科が派生したことが顎運動からもわかった。どのテトラロフォドン類からステゴドン科およびゾウ科が派生したかわさらに特定するには、東ヨーロッパ産のテトラロフォドン類について顎運動を調べる必要のあることがわかった。

Report

(1 results)
  • 1993 Annual Research Report

URL: 

Published: 1993-04-01   Modified: 2016-04-21  

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