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表面構造解析に基づく炭素フッ素化合物系気体の高分子化合物への拡散に関する研究

Research Project

Project/Area Number 05750028
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 表面界面物性
Research InstitutionOsaka Prefecture University

Principal Investigator

梅澤 憲司  大阪府立大学, 総合科学部, 助手 (80213487)

Project Period (FY) 1993
Project Status Completed (Fiscal Year 1993)
Budget Amount *help
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1993: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Keywordspoly(sryrene) / vapor / イオン加速器 / 拡散係数 / 表面
Research Abstract

ガラス状poly(styrene)(以下PSと称す。)へ気体状の炭素フッ素化合物系のvaporを拡散させ ps表面近傍での拡散の様子をイオン加速器で調べた。vaporは、3,5bis(trifluoromethyaniline)を使用した。これは分子サイズが比較的大きく初期段階の研究としては分析に都合がよいからである。この系の拡散係数を定量的な測定により求めることに成功した。また室温では拡散が非常に速く試料からvaporが再拡散し抜けてしまうのですべての測定は液体窒素温度で行った。さらには室温でvaporを試料中に閉じこめるために二種類の異なるイオンビーム領域間で挟み込みその閉じこめに初めて成功した。これは従来にない独創性のある研究であると考えている。この閉じこめにより高分子試料の物性を変化させることができる可能性がある。また複数の異なるvaporを単一の試料中へ室温で閉じこめることを現在計画中である。これらの研究成果は、1993年度第54回応用物理学会学術講演会、第3回MRS国際会議で報告した。これら一連の研究を行うにあたり奨励研究(A)の予算よりパーソナルコンピュータ、マイクロチャンネルプレートを設備備品として購入した。マイクロチャンネルプレートは質量分析器として使う予定にしており現在、実験装置の制作中であるその他消耗品は主として電子部品を購入するために使った。
今後は、本研究を高分子の表面構造解析へと移行させていくつもりである。現在まで高分子の表面に関しては半導体、金属と比較して不明な点が多い。この分野で新しい研究テーマを模索していくつもりである。尚、論文は投稿準備中であることを付加する。

Report

(1 results)
  • 1993 Annual Research Report

URL: 

Published: 1993-04-01   Modified: 2016-04-21  

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