Project/Area Number |
05750240
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Intelligent mechanics/Mechanical systems
|
Research Institution | Tokai University |
Principal Investigator |
小金澤 鋼一 東海大学, 工学部・生産機械工学科, 助教授 (10178246)
|
Project Period (FY) |
1993
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 1993)
|
Budget Amount *help |
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1993: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
|
Keywords | 多自由度 / 前腕動力義手 / コンプライアンス |
Research Abstract |
本研究において,前腕動力義手の多自由度化を可能とする機構の考案と設計・製作をおこなった.前腕義手は失われた前腕部を代替するものであり,その容積並びに重量に大きな制約がある.そのため,これまで実用に用いられてきた動力前腕義手は5指同時の開閉自由度のみをもつものであり,かつその開閉角度のみを制御するものであった.これに対し,本研究で開発した機構は以下の特徴をもつ. 1)多自由度:手首2自由度と,指部4自由度をもつ.駆動用モータは小型DCモータ1個のみであり,1個のステッピングモータにより,伝達ギアの切り替えをおこなう. 2)コンプライアンス可変機能:脊椎動物の骨格筋は屈筋と伸筋の拮抗構造により,間接の角度および間接コンプライアンスを調節している.これに模して,ペアの拮抗するボールねじを同時に同方向あるいは逆方向に駆動することにより,関筋角度およびコンプライアンスを機構的に調節する. 3)コンパクト:設計・製作した動力義手の機構は前腕部にすべて収納できる. 4)指部なじみ機構:1つの指にはDIP,PIPおよびMP関節があり,これを独立して駆動することは機構の制約上不可能である.しかしながら把持物の形状にあわせて,それら3つの関節の角度が自動的に変化し,かつ把持力を調節することのできる機構が必要である.そこで.複合4リンクと遊星ギアの組み合わせにより,1自由度でこれを実現する機構を考案し,製作した. 本年度は,機構の設計・製作を行い,駆動回路およびソフトを製作し,基本的な駆動実験をおこなった結果,ばねの選定およびギアの配置等の修正点を認めたものの,正常に駆動できることを確認した.
|
Report
(1 results)
Research Products
(1 results)