Project/Area Number |
05750380
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
System engineering
|
Research Institution | Tottori University |
Principal Investigator |
小柳 淳二 鳥取大学, 工学部, 助手 (90225590)
|
Project Period (FY) |
1993
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 1993)
|
Budget Amount *help |
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1993: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
|
Keywords | Viable Control / 待ち行列コントロール |
Research Abstract |
本研究における目的は、Viable Controlの待ち行列システムに対する適用の可能性を考えることである。Viable Controlを理解するには多くの数学的基礎知識が不可欠であり、本年度は必要とされる数学的知識を得ることと、待ち行列関係およびViability Theoryの文献・資料を収集し、待ち行列とViability Theoryに関して情報を得ることを行った。その結果、従来の待ち行列システムの制御問題の目的である期待システム滞在時間の最小化や、期待系内客数の最小化の観点からは捉えきれない、システムが破綻しないための制御へのViable Controlの適用が考えられることがわかった。特に近年、情報通信網システムに見られるような、複雑かつ大規模なシステムに対しては、システムを稼動させ続けるための制御方法を考えることは重要と思われる。 これからは、様々な待ち行列システムに対し、Viable Controlを適用した場合を扱ったモデルを作成することが課題となる。そのうえで、従来の最適化コントロールに従った場合との比較を行い、待ち行列システムの挙動の違いとViable Controlの特徴について調べることが重要である。Viable Control自体は他のシステムへも応用可能であるので、Viable Controlの他分野への適用事例を探し、それを参考に実際のシステムへ適用し、有用性を確認することについては、今後の研究課題となる点である。
|