砂層の液状化の効果に着目したシートフロー状砂移動機構
Project/Area Number |
05750481
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
水工水理学
|
Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
山下 俊彦 北海道大学, 工学部, 助教授 (80143692)
|
Project Period (FY) |
1993
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 1993)
|
Budget Amount *help |
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1993: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
|
Keywords | シートフロー状砂移動 / 液状化 / 変動圧 / 過剰間隙水圧 |
Research Abstract |
1.変動圧付加振動流場でのシートフロー状砂移動に関する実験 現有の循環型振動流装置に新たに変動空気圧発生装置(設備備品)を付加することにより、高波浪時の漂砂現象を再現し、砂層内に発生する間隙水圧のシートフロー状砂移動への効果に着目した実験を行い、主に次の点が明らかとなった。 (1)地盤内の間隙水圧変動は、変動周期が短いほど、地盤の深い位置ほど、水圧変動振幅は小さく、位相遅れが大きいことがわかった。 (2)変動圧付加振動流場では、ゆるい地盤状態の場合初期に深い層まで砂移動が発生し、かなり速く地盤が密な状態に変化し、初期に比較すると砂移動が弱くなることがわかった。 (3)変動圧付加振動流場での砂移動は、振動流のみによる場合よりも激しくなることがわかった。 2.地盤内の間隙水圧変動に関する理論解析 砂移動がない(振動流なし)場合の間隙水圧に関する山本の理論を適用し、実験値と比較検討し、主に以下の点が明らかとなった。 (1)砂移動がない場合の間隙水圧変動は、山本の理論で説明できることがわかった。 (2)変動圧付加振動流場での間隙水圧変動は、圧力変動のみの場合よりも小さくなることがわかった。
|
Report
(1 results)
Research Products
(1 results)