横断地下道における安全性、快適性を考慮した整備計画に関する調査・研究
Project/Area Number |
05750502
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
交通工学・国土計画
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Research Institution | Kanazawa University |
Principal Investigator |
竹田 恵子 金沢大学, 工学部, 助手 (10181041)
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Project Period (FY) |
1993
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1993)
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Budget Amount *help |
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1993: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | 横断地下道 / 快適性 / CG / シミュレーション / 評価実験 / 舗装 / 色彩 |
Research Abstract |
本研究では、横断地下道における犯罪不安感、利用しやすさ、気持ちよさなどからくる安全・利便・快適性に着目し、昨年度に行った現地調査をもとに、実験室での評価が可能な要因についてCGシミュレーション画像を用いた評価実験を行い、評価との関連について分析した。主な結果を以下に示す。(1)幅員と高さは、幅員が広くなるほど高さが低く感じられ、また、高さが高くなるほど幅員は狭く感じられる。(2)幅員、高さを変化させても、延長についての感じ方に大きな変化はみられない。(3)幅員については、延長を短くするほど広く感じられるが、高さについては、延長が長くなるほど、D/H<1の縦長のものはより高く、D/H>1の横長のものはより広く、断面形状が強調されて感じられる。(4)怖さについては、幅員が狭いもの、延長が長いもの、D/H<1のものの方が、より怖く感じられる。(5)照明の数が少なく暗いものほどより狭く、低く怖く感じられる。 さらに、歩行者専用空間の快適性の対象として、歩道舗装の色彩についても同様のCGシミュレーションによる評価実験を行った。結果は以下の通り。(1)めだち度の評価に対して、好感度、使用可能度の評価は反比例の関係をもつ。また、好感度より使用可能度の方がやや高く評価されている。(2)彩度が低くなるとめだち度も低くなり、好感度、使用可能度は高くなる。(3)明度は6が最も評価が高く、次いで8と、やや明るい色が評価がよい。(4)色相については青、紫系は全体的に評価が低い。(5)被験者属性や、歩道の背景となる沿道の土地利用や背景の色彩等による影響も大きいと考えられるが、そうした要因との関連の解明は今後の課題である。
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Report
(1 results)
Research Products
(1 results)