建設廃棄物及び建設残土再生利用の社会的費用便益分析
Project/Area Number |
05750516
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Civil and environmental engineering
|
Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
渡邊 法美 東京大学, 工学部, 講師 (30240500)
|
Project Period (FY) |
1993
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 1993)
|
Budget Amount *help |
¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 1993: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
|
Keywords | 建設技術総合評価 / 環境保全 / 省資源 |
Research Abstract |
建設廃棄物及び建設残土再生利用の社会的費用並びに便益を分析するためには、各建設技術が有する環境保全や省資源への適用性を正確に把握することが重要と考えられる。 本研究は、上記の適用性を施工時から供用時に亘って定量的に評価し、それらを建設技術が持つ他の適用性の評価と併せることにより、建設技術を総合的に評価する手法を開発した。 具体的には、建設技術の基本的特性として経済性(建設技術の初期建設費用最小化能力)・施工性(全体の建設事業過程で施工過程に着目した環境保全・資機材・時間・労働力等の資源活用への建設技術の適用性)・耐久性(建設技術を用いて建設された構造物が供用中に顕著な劣化を伴わずに長時間使用され続ける程度)・供用性(建設技術を用いて建設された構造物がその供用期間に利用者に供する便益の大きさ。自然環境への配慮等を含む。)の4要素に着目し、これらの要素を詳細な定量的指標によって独立に評価し、4つの指標を貨幣単位に換算した総合費用を算定することによって一元的な総合評価を可能にする評価手法を考案した。この評価手法を、現時点における代表的なコンクリート新技術である締固め不要コンクリートに適用し、評価手法の妥当性を検証した。併せて、新技術が使用される際の諸条件が評価結果に及ぼす影響を算定するために、経済成長の程度、社会経済環境や気象条件等を種々のパラメータにより表現することによって感度分析を行った。
|
Report
(1 results)
Research Products
(1 results)